FXレポート

米連邦公開市場委員会(FOMC)の声明発表を受け121円台を回復!

昨日のドル円は、120.437円で取引を開始した後、東京市場において、日経平均株価が150円超上昇に転じたことで120.54円近辺まで上昇しました。しかし上値は重く一時120.25円近辺まで売り込まれました。その後、柴田首相補佐官が一部通信社のインタビューで、「明日の日銀会合で追加緩和あっても不思議でない」などと発言したことで120.49円近辺まで値を戻しました。欧州市場では、欧州中央銀行(ECB)理事会メンバーのハンソン・エストニア中銀総裁が「12月に追加緩和を実施する必要はない」と述べたものの、米連邦公開市場委員会(FOMC)の声明発表に関心が集まっており、対欧州通貨でも方向感に乏しかったことから120.35円近辺を挟んだもみ合いとなりました。NY市場では、米連邦準備理事会(FRB)が、フェデラルファンド(FF)金利の誘導目標を0.0%から0.25%の範囲に据え置くと発表し、一時119.98円近辺まで売り込まれましたが、次回会合での金利引き上げを示唆する内容が声明文に記載されていたことを材料に、日通し高値の121.25円近辺まで反発しました。前日比では0.603円高い121.073円で取引を終えました。

≪2015年10月28日クローズ時点≫
ドル・円   :「ブル」 売り37% 買い63%
ユーロ・円  :「ブル」 売り31% 買い69%
英ポンド・円 :「ブル」 売り33%  買い67%
豪ドル・円  :「ブル」 売り12%  買い88%
NZドル・円  :「ブル」 売り18% 買い82%
ユーロ・ドル :「ブル」 売り47% 買い53%

【今日の主な経済指標】
08:50 JPY 対外対内証券売買契約等の状況 前週分
08:50 JPY 鉱工業生産・速報値[前月比] 9月
09:30 AUD 四半期輸入物価指数 [前期比] 7-9月期
15:00 ZAR マネーサプライM3[前年同月比] 9月
16:00 GBP ネーションワイド住宅価格[前月比] 10月
17:55 DEM 失業率 10月
17:55 DEM 失業者数[前月比] 10月
18:30 ZAR 卸売物価指数(PPI) 9月
18:30 GBP マネーサプライM4 9月
18:30 GBP 消費者信用残高 9月
19:00 EUR 消費者信頼感(確定値) 10月
21:30 USD 新規失業保険申請件数 前週分
21:30 USD 四半期実質国内総生産(GDP、速報値)[前期比年率] 7-9月期
21:30 CAD 原料価格指数[前月比] 9月
21:30 CAD 鉱工業製品価格[前月比] 9月
22:00 DEM 消費者物価指数(CPI、速報値)[前月比] 10月
23:00 USD 住宅販売保留指数[前月比] 9月

- 今日のトレードポイント -
ドル円は、米連邦公開市場委員会(FOMC)の声明発表で年内利上げが示唆されたことにより、121円台を回復しています。しかし、本日発表になる米7-9月期GDPの結果が予想を下回る場合、ドル売りの地合いになることも予想されるため注意が必要です。テクニカル面では、日足の一目均衡表で再び雲を上抜けました。連日で雲下限付近ではドルが買い戻されているので、120円近辺がサポートラインになり底堅く推移しそうです。

[今日の予想レンジ]
ドル・円    120.00-122.00
ユーロ・円 132.00-134.00
ポンド・円 183.00-186.00

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