FXレポート

米国株が続落するも120円台の底堅さを維持!

先週木曜日のドル円は、120.503円で取引を開始した後、東京市場では大晦日で休場となり市場の流動性が低下するなか、ポジション調整の円買い・ドル売りが入り一時120.38円近辺まで下落しました。その後は、前日安値の120.35円近辺をサポートとして意識されもみあいとなりました。欧州市場では、ニューイヤーズイブで主要株式市場は休場や短縮取引となり、市場全般的に手控え感が強い動きとなりました。ドル円も目立った動きはなく120.35-45円でのレンジ相場となりました。NY市場では、12月米シカゴ購買部協会景気指数が予想より弱い結果となった他、CME日経平均先物やNYダウの下落が重しとなり、ドル円は120円近辺まで下げ幅を広げました。ドル円の底堅さが確認されると、ロンドン・フィキシングに絡んだドル買いのフローが観測され徐々に値を切り上げる展開となりました。前日比では0.298円安い120.222円で取引を終えました。

≪2015年12月31日クローズ時点≫
ドル・円   :「ブル」 売り21% 買い79%
ユーロ・円  :「ブル」  売り42% 買い58%
英ポンド・円 :「ブル」 売り19%  買い81%
豪ドル・円  :「ブル」 売り20%  買い80%
NZドル・円   :「ブル」 売り24% 買い76%
ユーロ・ドル :「ベア」 売り59% 買い41%

【今日の主な経済指標】
17:30 CHF SVME購買部協会景気指数 12月
17:50 FRF 製造業購買担当者景気指数(PMI、改定値) 12月
17:55 DEM 製造業購買担当者景気指数(PMI、改定値) 12月
18:00 EUR 製造業購買担当者景気指数(PMI、改定値) 12月
18:30 GBP 消費者信用残高 11月
18:30 GBP マネーサプライM4 11月
18:30 GBP 製造業購買担当者景気指数(PMI) 12月
22:00 DEM 消費者物価指数(CPI、速報値)[前月比] 12月
00:00 USD 建設支出[前月比] 11月
00:00 USD ISM製造業景況指数 12月

- 今日のトレードポイント -
本日から今年の取引が全市場一斉に始まります。本日は米12月ISM製造業景況指数の発表を控えているほか、今週金曜日には12月米雇用統計を控えており良好な結果が確認できればドル高地合いにつながりそうです。しかしテクニカル面では、週足の一目均衡表で、雲に突入しており下落リスクにも注意が必要です。また本日は、大発会の日経平均株価をはじめ株価の動向に敏感に反応する可能性がある点に警戒して取引に臨みたいところです。

[今日の予想レンジ]
ドル・円     120.00-121.00
ユーロ・円 130.00-132.00
ポンド・円  177.00-179.00

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