FXレポート

11月米ISM製造業景況指数が弱含むも底堅く推移!

昨日のドル円は、123.067円で取引を開始した後、東京市場では日経平均株価が大幅高になったことを材料に123.27円近辺まで上昇しました。しかし、年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)が為替ヘッジを開始したという報道が伝わり、一時122.64円近辺まで下落しました。その後は、日経平均株価の終値が2万円台を8月20日ぶりに回復し122.97円近辺まで持ち直しました。欧州市場では、ユーロ円や豪ドル円などクロス円の上昇につれてドル買いが優勢となり123.18円近辺まで上昇しました。NY市場では、11月米ISM製造業景況指数の発表があり、48.6と市場予想を大きく下回ったことからドル売りで反応し、122.80円近辺まで下落しました。その後は122.80-90円を挟んだもみあいとなり、前日比では0.227円安い122.850円で取引を終えました。

≪2015年12月01日クローズ時点≫
ドル・円   :「ブル」 売り39% 買い61%
ユーロ・円  :「ブル」 売り35% 買い65%
英ポンド・円 :「ブル」 売り35%  買い65%
豪ドル・円  :「ブル」 売り41%  買い59%
NZドル・円  :「ブル」 売り34% 買い66%
ユーロ・ドル :「ベア」 売り68% 買い32%

【今日の主な経済指標】
08:50 JPY マネタリーベース[前年同月比] 11月
09:30 AUD 四半期国内総生産(GDP)7-9月期
18:30 GBP 建設業購買担当者景気指数(PMI) 11月
19:00 EUR 消費者物価指数(HICP、速報値)[前年同月比] 11月
19:00 EUR 卸売物価指数(PPI)10月
21:00 USD MBA住宅ローン申請指数[前週比]
22:15 USD ADP雇用統計[前月比] 11月
22:30 USD イエレン米連邦準備理事会(FRB)議長、発言
22:30 USD 四半期非農業部門労働生産性・改定値[前期比] 7-9月期
00:00 CAD カナダ銀行 政策金利
04:00 USD 米地区連銀経済報告(ベージュブック)

- 今日のトレードポイント -
ドル円は、米11月ISM製造業景況指数が2009年6月以来の低水準となったことからドルが売られる展開となりましたが、12月15-16日の米連邦公開市場委員会(FOMC)での利上げ開始を意識してか、下値は限定的となりました。さえない経済指標が続かない限りは堅調に推移することが確認できました。本日も、11月米ADP雇用統計やイエレン米連邦準備理事会(FRB)議長の発言等、重要なイベントが続くので結果を見極めつつ取引に臨みたいところです。

[今日の予想レンジ]
ドル・円    122.00-123.50
ユーロ・円 129.00-132.00
ポンド・円 184.00-187.00

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