ドル円は上値が重く119円台で弱含む！
昨日のドル円は、東京市場においては、昨日に引き続き日本が大型連休で休場のため手掛かり材料に乏しく、120円前半でもみ合いが続きました。午後では、オーストラリア準備銀行(ＲＢＡ)が政策金利を2.25％から2.00％に引き下げたとの報道が伝わると豪ドル円が下落するのにともなってドル円も若干値を下げました。欧米市場では、ドル買い地合いで一旦120.50円近辺まで上昇していたたものの、3月米貿易収支が予想より弱い結果となったことで失速し、120.20円近辺まで下押ししました。注目された4月米ＩＳＭ非製造業指数が予想を上回る強い結果になると、米10年債利回りの上昇とともに買い戻しが進み、120.40円近辺まで値を戻しました。買い一巡後は、利益確定の売りに押され119.90円近辺まで反落しました。またＮＹダウがマイナス圏で軟調に推移したことも相場の重しとなり、一時119.70円近辺まで下値を広げました。引けにかけてドル売り地合いは一服したものの、上値が重く前日比では0.276円低い119.839円で取引を終えました。
≪2015年05月05日クローズ時点≫
ドル・円 ：「ブル」 売り44% 買い56%
ユーロ・円 ：「ベア」 売り68% 買い32%
英ポンド・円 ：「ブル」 売り47% 買い53%
豪ドル・円 ：「ブル」 売り36% 買い64%
NZドル・円 ：「ブル」 売り21% 買い79%
ユーロ・ドル ：「ベア」 売り78% 買い22%
【今日の主な経済指標】
10:30 AUD 新規雇用者数 4月
10:30 AUD 失業率 4月
14:45 CHF スイスＳＥＣＯ消費者信頼感指数 4月
15:00 DEM 製造業新規受注[前月比] 3月
15:45 FRF 貿易収支 3月
15:45 FRF 鉱工業生産指数[前月比] 3月
20:30 USD チャレンジャー人員削減数[前年比] 4月
21:30 CAD 住宅建設許可件数[前月比] 3月
21:30 USD 新規失業保険申請件数 前週分
- 今日のトレードポイント -
ドル円は、本日も東京市場が日本の大型連休中のため市場参加者に乏しく小幅なレンジ相場が予想されます。昨日の4月米ＩＳＭ非製造業指数が予想を上回る強い結果となり一時ドル買いが加速したものの、金曜日の米雇用統計を前に積極的に上値を試す動きは続かず、ポジション調整の売りに押されて119円台に戻しレンジ取引となっています。そのため、金曜日の米雇用統計までは、株式市場や金利の動向をながめ、短期的に逆張りスタンスで取引に臨みたいところです。
[今日の予想レンジ]
ドル・円 119.00-121.00
ユーロ・円 133.00-135.00
ポンド・円 181.00-184.00
