FXレポート

ドル買い圧力が強まり119円台で取引を終了!

昨日のドル円は、118.345円で取引を開始した後、東京市場において、日経平均株価の110円超安に伴い118.22円近辺までじわりと下落しました。その後、日経平均株価がプラス圏に浮上し100円近く上昇したことや、「本邦勢の買いが観測された」との指摘もあり、ドル円は118.51円付近まで上昇しました。欧米市場では、ナイトセッションの日経平均先物やNYダウ先物の上昇を背景に投資家のリスク志向を意識したドル買いが先行しました。原油先物相場が下落したことで対資源国通貨を中心にドル買い圧力が高まった影響を受けたほか、米10年債利回りの上昇もドル買いを誘発。24時前に一時119.28円近辺まで上昇し2007年8月9日以来となる高値を付け、その後も高値圏で底堅く推移し、前日比では0.869円高い119.250円で取引を終えました。

≪2014年12月2日クローズ時点≫
ドル・円    :「ブル」 売り41% 買い59%
ユーロ・円  :「ベア」 売り71% 買い29%
英ポンド・円 :「ベア」 売り56%  買い44%
豪ドル・円  :「ブル」 売り21%  買い79%
NZドル・円   :「ブル」 売り39% 買い61%
ユーロ・ドル :「ブル」 売り40% 買い60%

【今日の主な経済指標】
09:30 AUD 四半期国内総生産(GDP)[前年同期比] 7-9月期
17:55 DEM サービス部門購買担当者景気指数(PMI、改定値) 11月
18:00 EUR サービス部門購買担当者景気指数(PMI、改定値) 11月
18:30 GBP サービス部門購買担当者景気指数(PMI) 11月
19:00 EUR 小売売上高[前年同月比] 10月
21:00 USD MBA住宅ローン申請指数[前週比]
22:15 USD ADP雇用統計[前月比] 11月
22:30 USD 四半期非農業部門労働生産性・改定値[前期比] 7-9月期
00:00 CAD カナダ銀行 政策金利
00:00 USD ISM非製造業景況指数(総合) 11月
04:00 USD 米地区連銀経済報告(ベージュブック)


- 今日のトレードポイント -

原油市場が再び売りに押されるなか、ドル円は119.29円まで2007年8月以来の高値を更新しました。フィッシャー米連邦準備理事会(FRB)副議長はインフレ率の鈍化を気にかけておらず、むしろ米経済に対するプラス面を繰り返し強調しています。そして、米国と主要国で金融政策の方向性が異なっていることもあり今後もドル買いの地合いは継続すると思われます。ただ、本日発表される米11月ADP雇用統計[前月比]や米地区連銀経済報告(ベージュブック)の内容によっては、ポジション調整のドル売りが入ることを想定しておきたいです。

[今日の予想レンジ]
ドル・円      118.80-120.00
ユーロ・円 146.00-149.00
ポンド・円  183.00-189.00

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