FXレポート

米金利低下でドル円は118円台まで下落!

先週金曜日のドル円は、東京市場においては、日経平均株価が一時120円超と下落したことで円買い・ドル売りの流れが優勢となり119円半ばで軟調に推移しました。その後も日経平均株価が下げ幅を拡大し全体的に相場の重しとなり119.50円で前後し方向感が出ませんでした。欧州市場では、4月独企業景況感指数が予想を上回る好結果となったほか、ギリシャ問題についても「支援に関して一時的な進展がみられるのではないか」との期待が高まり対ユーロでドルが売られました。それに連なりドル円も徐々に値を崩し一時119.10円近辺まで下押ししました。その後は、118円台でのドルの買い意欲もあり下げ渋ったほか、時間外のダウ先物や日経平均先物が上昇したことを手掛かりに119.50円近辺まで値を持ち直しました。NY市場では、米10年債利回りの低下に伴い日米金利差縮小を見越した売りが優勢となり119.10円近辺まで下落しました。NYダウはプラス圏で推移したものの、米10年債利回りが低下幅を拡大したことを嫌気した売りが強まり前日比では0.610円安い118.916円で取引を終えました。

≪2015年04月24日クローズ時点≫
ドル・円   :「ブル」 売り23% 買い77%
ユーロ・円  :「ベア」 売り57% 買い43%
英ポンド・円 :「ベア」 売り53%  買い47%
豪ドル・円  :「ブル」 売り26%  買い74%
NZドル・円  :「ブル」 売り16% 買い84%
ユーロ・ドル :「ベア」 売り81% 買い19%

【今日の主な経済指標】
特になし

- 今日のトレードポイント -
ドル円は、週末にかけて日経平均株価や米金利低下で買いが一服し、118円台まで売りが先行しました。ただ、日経平均株価は2万円台を維持しているほか、NYダウも1万8千ドル台で株式相場は強気な動きが続いています。今週は、日米の金融イベントや米重要指標が控えており、低調な米経済指標が続くなか、6月利上げの可能性は後退しているものの依然として年内利上げへの期待は高く、FOMC声明で利上げのタイミングやペースについての見方に変更があるかを見極めたいところです。また日銀金融政策決定会合にも注目が集まっており、政府要人などの発言を受けて追加緩和への思惑が高まれば、株高・円安のサイクルが高まるかもしれません。


[今日の予想レンジ]
ドル・円    118.00-120.00
ユーロ・円 126.00-130.00
ポンド・円 175.00-180.00

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