FXレポート

ギリシャ懸念で上値重くドル円は118円台で推移!

昨日のドル円は、東京市場午前において日経平均がプラスでスタートしたものの伸び悩むと相場の重しとなり、118.80円近辺での推移となりました。その後も前週末の海外市場で急伸した反動で利食いのドル売り地合いとなり少し値を下げてもみ合いとなりました。午後は、日経平均株価がもみ合いとなるなど、全般手掛かり材料に乏しく118.80円付近で動意を欠い展開が続きました。欧州市場では、時間外のダウ先物が下げ渋ったことなどを手掛かりに円売り・ドル買いが先行し、一時119円台を付けました。ただ、買い一巡後は、時間外のダウ先物が再び下げ幅を広げ100ドル超えの下落となったことなどを背景に円買い・ドル売りが加速したほか、米長期金利の低下も相場の重しとなり118.50円近辺まで下押ししました。NY市場では、ギリシャの財政問題やウクライナ情勢を巡る不透明感が根強く、全般ユーロ安が進んだ地合いが続き、ユーロ円の下落に伴い、ドル円も値を下げました。ただ、米10年債利回りが低下幅を縮小すると下げ渋り、前日比では0.404円低い118.617円で取引を終えました。

≪2015年02月09日クローズ時点≫
ドル・円   :「ブル」 売り32% 買い68%
ユーロ・円  :「ベア」 売り62% 買い38%
英ポンド・円 :「ブル」 売り33%  買い67%
豪ドル・円  :「ブル」 売り19%  買い81%
NZドル・円  :「ブル」 売り26% 買い74%
ユーロ・ドル :「ブル」 売り47% 買い53%

【今日の主な経済指標】
9:01 GBP 英小売連合(BRC)小売売上高調査[前年同月比] 1月
9:30 AUD 四半期住宅価格指数[前期比] 10-12月期
9:30 AUD 四半期住宅価格指数[前年同期比] 10-12月期
9:30 AUD NAB企業景況感指数 1月
15:45 CHF 失業率 1月
16:45 FRF 鉱工業生産指数[前月比] 12月
17:15 CHF 消費者物価指数(CPI)[前月比] 1月
18:30 GBP 鉱工業生産指数[前月比] 12月
18:30 GBP 製造業生産指数[前月比] 12月


- 今日のトレードポイント -

ドル円は、先週金曜日の米雇用統計の非農業部門雇用者数が予想を上回る強い結果となったことで再び119円台を回復しました。一旦は利益確定の売りから上値が限定的となっていますが、今回の雇用統計を受けて6月利上げの見方が強まり120円の大台を回復する可能性があるかもしれません。ただ、ギリシャの資金繰りをめぐる不透明感も根強く、ユーロ円の下落に連なってドル円も120円を前に伸び悩むことも考えられ、下値リスクを意識して取引に臨みたいところです。

[今日の予想レンジ]
ドル・円    117.00-119.50
ユーロ・円 132.00-136.00
ポンド・円 177.00-183.00

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