FXレポート

日米金利差縮小を見越した売りによりドル円は118円台前半で取引終了!

 昨日のドル円は、118.354円で取引を開始した後、東京市場午前において日経平均株価の株高を期待した買いから118.50円近辺まで上昇しましたが、その後買いは続かず徐々に調整売りが優勢となりました。午後に入るも日経平均株価が軟調に推移したことから118.10円近辺まで下落しました。欧州市場では、NYダウ先物やシカゴ日経平均先物の上げ幅拡大に伴い、投資家のリスク改善志向を見越した買いや米10年債利回りの上昇も支えとなり119.31円近辺まで強含みました。NY市場に入ると、シカゴ日経平均先物やダウ先物、米10年債利回りが揃ってマイナス圏に転じたため、118.21円前後まで下押しました。売りが一巡した後は、12月米労働市場情勢指数(LMCI)が6.1と前月改定値の5.5から改善したことなどを支えに118.68円付近まで切り返したものの、米長期金利が低下幅を拡大したことを受け日米金利差縮小を見越した売りにより再び下落しました。前日比では0.226円安い118.276円で取引をおえました。
 
≪2015年01月12日クローズ時点≫
ドル・円   :「ブル」 売り24% 買い76%
ユーロ・円  :「ベア」 売り51% 買い49%
英ポンド・円 :「ブル」 売り18%  買い82%
豪ドル・円  :「ブル」 売り13%  買い87%
NZドル・円  :「ブル」 売り24% 買い76%
ユーロ・ドル :「ブル」 売り49% 買い51%

【今日の主な経済指標】
08:50 JPY 国際収支・貿易収支 11月
09:01 GBP 英小売連合(BRC)小売売上高調査[前年同月比] 12月
14:00 JPY 景気ウオッチャー調査-現状判断DI 12月
16:00 DEM 卸売物価指数(WPI)[前月比] 12月
18:30 GBP 消費者物価指数(CPI)[前年同月比] 12月
18:30 GBP 小売物価指数(RPI)[前年同月比] 12月
18:30 GBP 卸売物価指数(食品、エネルギー除くコアPPI)[前年同月比] 12月
04:00 USD 月次財政収支 12月

- 今日のトレードポイント -
世界的な景気減速への不透明感や原油価格の急落が投資家心理に不安を与えリスク回避志向が強まっております。この流れを受けリスク回避手段として円の需要が高まり、ドル円は上値の重い展開が予想されます。ただ、東京市場では3連休明けから実用筋のドル買いが入ることを視野に入れ取引に臨みたいです。


[今日の予想レンジ]
ドル・円    117.80-119.00
ユーロ・円 139.00-141.80
ポンド・円 177.00-182.50

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