FXレポート

ドル円は118円を挟んでもみ合い!

昨日のドル円は、東京市場の午前では、3連休明けの5・10日(ゴトー日)とあって仲値に向けたドル買い需要が意識され118.50円近辺での推移となりました。その後は、日経平均株価の伸び悩みが相場の重しとなったほか、本邦輸出勢から月末絡みの売りフローもあり117円台まで下押ししました。ただ、下がったところでの買い意欲もあり下値は限定的となりました。午後では、黒田日銀総裁が「為替は経済実体を反映して安定して推移するのが望ましい」などと発言しましたが目立った反応は見られず、新規材料難から118円を挟んでもみ合いとなりました。欧州市場では、時間外の日経平均先物やダウ先物が強含んだことを手掛かりに円売り・ドル買いが若干強まったものの118.15円近辺での狭いレンジ相場が続きました。NY市場では、注目された7-9月期米国内総生産(GDP)改定値が予想より強い結果となったことを受けてドル買いが優勢となったものの、その後11月米消費者信頼感指数と11月米リッチモンド連銀製造業景気指数がいずれも予想を下回ったことでドル売りとなり一進一退の動きとなりました。また米長期金利の低下も相場の重しとなり前日比では0.299円低い117.960円で取引を終えました。

≪2014年11月25日クローズ時点≫
ドル・円   :「ブル」 売り30% 買い70%
ユーロ・円  :「ベア」 売り68% 買い32%
英ポンド・円 :「ベア」 売り51%  買い49%
豪ドル・円  :「ブル」 売り23%  買い77%
NZドル・円  :「ブル」 売り27% 買い73%
ユーロ・ドル :「ベア」 売り53% 買い47%

【今日の主な経済指標】
16:00 DEM 輸入物価指数[前月比] 10月
16:00 DEM 輸入物価指数[前年同月比] 10月
16:45 FRF 消費者信頼感指数 11月
18:30 GBP 四半期国内総生産(GDP、改定値)[前期比] 7-9月期
18:30 GBP 四半期国内総生産(GDP、改定値)[前年同期比] 7-9月期
21:00 USD MBA住宅ローン申請指数[前週比]
22:30 USD 耐久財受注[前月比] 10月
22:30 USD 耐久財受注・輸送用機器除く[前月比] 10月
22:30 USD 個人消費支出(PCE)[前月比] 10月
22:30 USD 個人所得[前月比] 10月
22:30 USD 個人消費支出(PCEコア・デフレーター、食品・エネルギー除く)[前月比] 10月
22:30 USD 新規失業保険申請件数 前週分
23:45 USD シカゴ購買部協会景気指数 11月
23:55 USD ミシガン大学消費者態度指数・確報値 11月
 0:00 USD 住宅販売保留指数[前月比] 10月
 0:00 USD 新築住宅販売件数[年率換算件数] 10月
 0:00 USD 新築住宅販売件数[前月比] 10月

- 今日のトレードポイン -

ドル円は、NYダウが伸び悩んでいるほか、米国の金利上昇が一服しているため、材料出尽くし感から118円を挟んで一進一退の動きが続いています。11月米消費者信頼感指数と11月米リッチモンド連銀製造業景気指数がいずれも予想を下回る弱い結果となりましたが、7-9月期米国内総生産(GDP)改定値が予想より強い結果となっており、中長期的に見れば、日米の金融政策の格差拡大を受けたドル高・円安の流れはまだ続いていく可能性が高そうです。本日は、NY市場に米個人消費、米ミシガン大学消費者態度指数、新築住宅販売件数、耐久財受注等の経済指標が控えています。全体的に予想より弱い結果となれば、明日の米国感謝祭に向けて一旦ポジションの手仕舞いや利益確定による下押しもあるかもしれないため、下値には注意し取引に臨みたいところです。

[今日の予想レンジ]
ドル・円    116.00-120.00
ユーロ・円 145.00-149.00
ポンド・円 183.00-187.00

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