FXレポート

日米金利差拡大を見越した買いが強まりドル円は117円台半ばで取引を終える!

先週金曜日のドル円は、116.112円で取引を開始した後、東京市場午前において115.90円台まで下落。その後、一度は116.58円近辺まで戻すも、再び115円台に下落しました。午後に入り売りが一服すると買い戻しが入り117.67円近辺まで上値を伸ばしました。欧州市場では、116.60円を挟んだ値動きとなっていましたが、NY市場に入ると米10年債利回りが上昇し、日米金利差拡大を見越した買いが強まりました。1月米消費者態度指数(速報値)が98.2と市場予想の94.1を上回ったことも買いを誘発し117.76円と本日高値を更新しました。その後は伸び悩むも高値圏での推移は継続し、前日比では1.348円高い117.530円で取引を終えました。

≪2015年01月16日クローズ時点≫
ドル・円    :「ブル」 売り25% 買い75%
ユーロ・円  :「ブル」 売り48% 買い52%
英ポンド・円 :「ブル」 売り27%  買い73%
豪ドル・円  :「ブル」 売り15%  買い85%
NZドル・円 :「ブル」 売り21% 買い79%
ユーロ・ドル :「ブル」 売り41% 買い59%

【今日の主な経済指標】
09:01 GBP ライトムーブ住宅価格[前月比] 1月 -3.3%   
13:30  JPY 鉱工業生産・確報値[前月比] 11月 -0.6%   
14:00  JPY 消費者態度指数・一般世帯 12月 37.7 38.5  
17:15  CHF 生産者輸入価格[前月比] 12月 -0.7% -0.8%  
18:00  EUR 経常収支 11月 205億ユーロ   
19:00  EUR 建設支出[前年同月比] 11月 1.4%   
22:30  CAD 対カナダ証券投資額 11月 95.3億カナダドル

- 今日のトレードポイント -
1月13日に世界銀行は2015年における世界経済の成長見通しをプラス3.4%(2014年6月時点)からプラス3.0%に下方修正しています。先週はスイス中央銀行が自国通貨スイスフランの上昇を抑えるために対ユーロで設けていた1ユーロ=1.20スイスフランの上限を撤廃することを発表し、スイスフラン相場は急変動となり他通貨もその余波を受けました。ドル円においては安全資産とされる円が買われ一時115円台を付けました。今週も円買いの地合いが予想され、ドル円は上値の重い展開になると思われます。その一方で、21日の黒田日銀総裁の定例記者会見で追加緩和への発言があれば120円を目指す展開に期待が持てるのではないでしょうか。いずれにしても、乱高下を想定しポジション管理を徹底したいです。

[今日の予想レンジ]
ドル・円      115.50-118.50
ユーロ・円 133.50-138.00
ポンド・円  175.00-181.50

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