米雇用統計の結果を受け117円台へ!
先週金曜日のドル円は、115.341円で取引を開始した後、朝方の取引において円買いが先行し日通し安値となる115.06円近辺まで下落しました。東京市場に入ると、「本邦実需勢から買いが観測された」との指摘があり、一転してショートカバーが優勢の展開となりました。160円超下落していた日経平均株価が下げ幅を縮小したことも支えとなり116.13円近辺まで上昇しました。欧州市場に入ると、米雇用統計を控え様子見の展開となり、116円を挟んでのもみ合いとなりました。NY市場に入ると、注目されていた米雇用統計の発表があり、12月の非農業部門雇用は+15.6万人と、市場予想の+17.8万人を下回ったものの、平均時給が前月比0.4%増と予想の前月比0.3%増を上回ったことで買いが優勢になり、米10年債利回りの上昇も支えに日通し高値となる117.17円近辺まで上値を伸ばしました。引けにかけても高値圏での推移となり、前日比では1.714円高い117.012円で取引を終えました。
≪2017年01月06日クローズ時点≫
ドル・円 :「ブル」 売り42% 買い58%
ユーロ・円 :「ベア」 売り67% 買い33%
英ポンド・円 :「ブル」 売り44% 買い56%
豪ドル・円 :「ブル」 売り22% 買い78%
NZドル・円 :「ブル」 売り29% 買い71%
ユーロ・ドル :「ベア」 売り56% 買い44%
【今日の主な経済指標】
09:30 AUD 住宅建設許可件数 [前月比] 11月
16:00 DEM 鉱工業生産[前月比] 11月
16:00 DEM 貿易収支 11月
16:00 DEM 経常収支 11月
17:15 CHF 実質小売売上高[前年同月比] 11月
19:00 EUR 失業率 11月
00:00 USD 米労働市場情勢指数(LMCI) 12月
05:00 USD 消費者信用残高[前月比] 11月
- 今日のトレードポイント -
今週のドル円は、11日の次期米大統領トランプ氏の発言を待つ展開となりそうです。また、NYダウは歴史的な大台の節目となる20,000ドルを目前に推移しており、ドルのサポート材料となっています。週初は目立った指標もなく、様子見の展開となりそうなので、短期的な逆張りで取引に臨みたいところです。
[今日の予想レンジ]
ドル・円 115.00-117.50
ユーロ・円 121.50-124.50
ポンド・円 141.00-145.00