ドル円再び下落!116円台後半で取引を終了!
昨日のドル円は、117.886円で取引を開始した後、東京市場において118円台を回復するも日経平均株価が一時380円超下落したことで円買いドル売りが進行し、ストップロスを巻き込み一時117.12円近辺まで下げ足を速めました。市場では「原油やロシアの通貨ルーブルなどの下落が警戒され、買いが手控えられた」との指摘もありました。欧米市場では、ナイトセッションの日経平均先物が一時290円安となったほか、米10年債利回りが大幅に低下したことも相場の重しとなり、115.55円近辺まで下落し11月17日以来の安値をつけました。その後原油価格が反発し、ルーブルの売りも一服すると、投資家のリスク回避姿勢が後退、日経平均先物の160円高やNYダウ平均の240ドル超高など株価の買い戻しが進み117.78円近辺まで下値を切り上げました。取引終盤には117.25円前後で持ち高調整が続いていましたが、NYダウ平均が引けにかけて50ドル超下げたことで、116.26円近辺まで下落し、前日比では1.228円安い116.593円で取引を終えました。
≪2014年12月16日クローズ時点≫
ドル・円 :「ブル」 売り22% 買い78%
ユーロ・円 :「ベア」 売り64% 買い36%
英ポンド・円 :「ブル」 売り33% 買い67%
豪ドル・円 :「ブル」 売り15% 買い85%
NZドル・円 :「ブル」 売り32% 買い68%
ユーロ・ドル :「ベア」 売り63% 買い37%
【今日の主な経済指標】
08:50 JPY 貿易統計(通関ベース) 11月
18:30 GBP 失業保険申請件数 11月
18:30 GBP 失業率 11月
19:00 EUR 消費者物価指数(HICP、改定値)[前年同月比] 11月
21:00 USD MBA住宅ローン申請指数[前週比]
22:30 CAD 卸売売上高[前月比] 10月
22:30 USD 消費者物価指数(CPIコア指数)[前月比] 11月
22:30 USD 四半期経常収支 7-9月期
04:00 USD 米連邦公開市場委員会(FOMC)、終了後政策金利発表
04:30 USD イエレン米連邦準備理事会(FRB)議長、定例記者会見
- 今日のトレードポイント -
ロシア中銀が通貨防衛目的で政策金利の大幅引き上げを決定するなど、原油価格の下落影響が徐々に実体化してきました。他の産油国の景気減速や金融市場の混乱が世界経済の減速につながるとの見方が強まっており、安全資産として相対的に円が買われる可能性が高まっております。FOMC終了後、利上げに対して消極的な内容が発表された場合、円買いドル売りになることを想定しポジション調整に注意したいです。
[今日の予想レンジ]
ドル・円 115.00-118.00
ユーロ・円 144.00-148.00
ポンド・円 181.00-186.00