FXレポート

ドル円は115円台で一進一退の動き!

昨日のドル円は、東京市場の午前では新規材料難から様子見ムードが強まり115円台半ばでもみ合いが続きました。また日経平均株価がマイナス圏で推移していましたが、プラス圏に戻し若干ドル買い地合いとなりました。午後では、自民党の大島理森前副総裁が衆院解散について「決定したとみていいのではないか」との発言を受け、日経平均株価が一時200円超えの上昇となり円売り・ドル買いが優勢となり115.80円近辺まで値を上げました。その後は、高値圏で底堅く推移しましたが116円が目先の上目の節目として意識され伸び悩みました。欧州市場では、対欧州通貨でのドル売りが重しとなり115.70円前後でのもみ合いが続きました。その後も時間外の米10年債利回りが低下したことを手掛かりに全般ドル売りが進み、18時頃には115.40円近辺まで下押ししました。NY市場では、前週分の米新規失業保険申請件数が29万件と予想より弱い結果となったことを受けて115.308円と当日安値を付けました。ただ、NYダウが上昇したほか、米10年債利回りが低下幅を縮めたことが支えとなりすぐに値を戻しました。引けにかけては、材料難から115.70円を挟んで一進一退となり、前日比では0.315円高い115.828円で取引を終えました。

≪2014年11月13日クローズ時点≫
ドル・円   :「ブル」 売り42% 買い58%
ユーロ・円  :「ベア」 売り76% 買い24%
英ポンド・円 :「ベア」 売り47%  買い53%
豪ドル・円  :「ブル」 売り40%  買い60%
NZドル・円  :「ブル」 売り47% 買い53%
ユーロ・ドル :「ベア」 売り66% 買い34%

【今日の主な経済指標】
15:30 FRF 国内総生産(GDP、速報値)[前期比] 7-9月期
16:00 DEM 国内総生産(GDP、速報値)[前期比] 7-9月期
16:00 DEM 国内総生産(GDP、速報値)[前年同期比] 7-9月期
16:45 FRF 非農業部門雇用者・速報値[前期比] 7-9月期
17:30 HKD 四半期域内総生産(GDP)[前期比] 7-9月期
17:30 HKD 四半期域内総生産(GDP)[前年比] 7-9月期
19:00 EUR 消費者物価指数(HICP、改定値)[前年同月比] 10月
19:00 EUR 四半期域内総生産(GDP、速報値)[前期比] 7-9月期
19:00 EUR 四半期域内総生産(GDP、速報値)[前年同期比] 7-9月期
22:30 USD 小売売上高[前月比] 10月
22:30 USD 小売売上高(除自動車)[前月比] 10月
22:30 USD 輸入物価指数[前月比] 10月
22:30 USD 輸出物価指数[前月比] 10月
22:30 CAD 製造業出荷[前月比] 9月
23:55 USD ミシガン大学消費者態度指数・速報値 11月
 0:00 USD 企業在庫[前月比] 9月


- 今日のトレードポイント -

ドル円は、日本の消費税増税の先送り・衆院解散総選挙の期待感から日経平均株価が上昇しているなかで、全体的にはリスクオンの流れが続きそうです。ただ、新規材料難から116円手前での高値警戒感から上値の重しとなっています。本日は、NY市場で米ミシガン大学消費者態度指数、米小売売上高、米企業在庫等の指標が控えておりますが、それまでは、115円台を挟んでレンジ相場が予想されます。目先は、来週月曜日の日本のGDP速報値となりますが、市場では安倍首相が消費税引き上げを先送りする見方が強く、基本的には買い場を探す姿勢で取引に臨みたいところです。

[今日の予想レンジ]
ドル・円    114.00-116.00
ユーロ・円 143.00-145.00
ポンド・円 182.00-185.00

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