好調な米雇用を背景に114円台を示現
先週の金曜日は一時114円台を示現。東京時間は日本銀行が買い入れオペの増額を通知したこを受けて一時113.835円まで上昇しました。欧州時間では米雇用統計待ちの様相となり113円中盤で緩やかな推移になりました。その後、ニューヨーク時間に入ると米雇用統計で非農業部門雇用者数が22.2万人と予想の17.9万人を大きく輪回ったことでドル買いが優勢になり114.178円まで上昇し、前日比では0.703円高い113.910円で取引を終えました。
≪2017年07月7日クローズ時点≫
ドル・円 :「ベア」 売り55% 買い45%
ユーロ・円 :「ベア」 売り80% 買い20%
英ポンド・円 :「ベア」 売り61% 買い39%
豪ドル・円 :「ブル」 売り28% 買い72%
NZドル・円 :「ブル」 売り46% 買い54%
ユーロ・ドル :「ベア」 売り87% 買い13%
【今日の主な経済指標】
08:50 JPY 機械受注[前月比] 5月
08:50 JPY 国際収支・経常収支 5月
08:50 JPY 国際収支・貿易収支 5月
09:30 JPY 黒田東彦日銀総裁、発言
14:00 JPY 景気ウオッチャー調査-現状判断DI 6月
15:00 DEM 貿易収支 5月
15:00 DEM 経常収支 5月
23:00 USD 米労働市場情勢指数(LMCI) 6月
04:00 USD 消費者信用残高[前月比] 5月
- 今日のトレードポイント -
今週のドル円は堅調な値動きを想定しています。日銀が買いオペを増額した一方で、主要国の中央銀行が緩和縮小に向かっていることから円キャリートレードが発生しやすい状況になるため、114円台をしっかりと乗せて下値固めになるか注目したいです。また、北朝鮮による地政学リスクも後退してきており上値を試すには良い機会となるとみます。その他、今週の材料はイエレンFRB議長による半期に一度の議会証言が13日に控えています。利上げペースに変更があるか注目したいです。
[今日の予想レンジ]
ドル・円 111.70-114.50
ユーロ・円 128.00-129.80
ポンド・円 145.00-148.00