ドル円は114円台を回復するも、上値の重い展開!
昨日のドル円は、113.514円で取引を開始した後、東京市場の午前においては、前週末の日米首脳会談を波乱なく通過したことから投資家心理の改善を見越した円売りが先行しました。日経平均株価は寄り付き後に100円超の上げ幅となり、ドル円もつれて日通し高値となる114.16円近辺まで上昇しました。午後に入ると、株高が一服したことから、朝方に買いを進めた向きが反対売買を行う形で引けにかけては、113.60円近辺まで失速しました。欧州市場に入ると、材料難から売りに押される場面があり、一時日通し安値となる113.41円近辺まで値を下げました。NY市場に入ると、トランプ政権の減税策への期待による米10年債利回りの上昇とNYダウが連日で高値を更新したことからドル円が再び上昇に転じ、ロンドンフィックスにかけては114円台まで回復する場面がありました。その後は、東京タイムの高値である114.16円近辺がレジスタンスとして意識されたことで伸び悩み、前日比では0.519円高い113.747円で取引を終えました。
≪2017年02月13日クローズ時点≫
ドル・円 :「ブル」 売り43% 買い57%
ユーロ・円 :「ベア」 売り58% 買い42%
英ポンド・円 :「ブル」 売り49% 買い51%
豪ドル・円 :「ブル」 売り33% 買い67%
NZドル・円 :「ブル」 売り30% 買い70%
ユーロ・ドル :「ブル」 売り45% 買い55%
【今日の主な経済指標】
09:30 AUD NAB企業景況感指数 1月
13:30 JPY 鉱工業生産・確報値[前月比] 12月
16:00 DEM 消費者物価指数(CPI、改定値)[前月比] 1月
16:00 DEM 国内総生産(GDP、速報値)[前年同期比] 10-12月期
16:00 DEM 国内総生産(GDP、速報値)[前期比] 10-12月期
17:15 CHF 生産者輸入価格[前月比] 1月
17:15 CHF 消費者物価指数(CPI)[前月比] 1月
18:30 GBP 卸売物価指数(食品、エネルギー除くコアPPI)[前年同月比] 1月
18:30 GBP 小売物価指数(RPI)[前年同月比] 1月
18:30 GBP 小売物価指数(RPI)[前月比] 1月
18:30 GBP 消費者物価指数(CPI)[前年同月比] 1月
18:30 GBP 消費者物価指数(CPI)[前月比] 1月
19:00 EUR ZEW景況感調査 2月
19:00 DEM ZEW景況感調査(期待指数) 2月
19:00 EUR 四半期域内総生産(GDP、改定値)[前年同期比] 10-12月期
19:00 EUR 四半期域内総生産(GDP、改定値)[前期比] 10-12月期
19:00 EUR 鉱工業生産[前月比] 12月
22:30 USD 卸売物価指数(PPIコア指数、食品・エネルギー除く)[前月比] 1月
22:30 USD 卸売物価指数(PPI)[前月比] 1月
00:00 USD イエレン米連邦準備理事会(FRB)議長、発言
- 今日のトレードポイント -
前週末の日米首脳会談を波乱なく通過したことで投資家心理が改善したことから、今週はトランプ政権の動向を気にしながら、イエレン米連邦準備理事会(FRB)議長の証言に注目が移っていきそうです。FedWatchによると、来月の米連邦公開市場委員会(FOMC)は政策金利を据え置き、6月に利上げすると見通されているため、本日のNYタイムに予定されている発言の内容には注目したいところです。引き続き、押し目買いを意識しつつ取引に臨みたいところです。
[今日の予想レンジ]
ドル・円 112.00-115.00
ユーロ・円 119.00-123.00
ポンド・円 140.00-144.00