ドル円は113円台でのもみ合い!
昨日のドル円は、113.897円で取引を開始した後、東京市場午前においては日経平均株価が100円超下落して始まったことから、113.49円近辺まで下落しました。午後に入ると、アジア株や原油価格が総じて堅調に推移しましたが、目立った材料がなく113.70円を挟んでの値動きとなりました。黒田東彦日銀総裁が都内の講演で「物価目標達成のため必要なら追加対応することはG20でも理解されている」「現時点では現在の政策を着実に推進していく」「必要なら量、質、金利の3次元で追加緩和を考える」などと述べましたが反応は限定的でした。欧州市場では、ナイト・セッションの日経平均先物が100円超下落したことからリスク回避の円買いが進行し、一時113.40円近辺まで下落しました。NY市場に入ると、米2月労働市場情勢指数が発表され-2.4と弱い結果となり相場への影響は限定的でしたが、原油価格の上昇から対資源国通貨でドル安となり、ドル円は113.69円近辺まで持ち直しました。その後、NYダウが一時マイナス圏に入ったほかナイト・セッションの日経平均先物が再び下落に転じた事から、日通し安値の113.22円近辺まで下落しました。その後は徐々に値を戻し、前日比では0.415円安い113.401円で取引を終えました。
≪2016年03月7日クローズ時点≫
ドル・円 :「ブル」 売り19% 買い81%
ユーロ・円 :「ブル」 売り48% 買い52%
英ポンド・円 :「ブル」 売り49% 買い51%
豪ドル・円 :「ブル」 売り26% 買い74%
NZドル・円 :「ブル」 売り24% 買い76%
ユーロ・ドル :「ベア」 売り57% 買い43%
【今日の主な経済指標】
08:50 JPY 国際収支・貿易収支 1月
08:50 JPY 国際収支・経常収支 1月
08:50 JPY 四半期実質国内総生産(GDP、改定値) 10-12月期
09:01 GBP 英小売連合(BRC)小売売上高調査[前年同月比] 2月
09:30 AUD NAB企業景況感指数 2月
14:00 JPY 消費者態度指数・一般世帯 2月
15:00 JPY 景気ウオッチャー調査-現状判断DI 2月
15:45 CHF 失業率 2月
16:00 DEM 鉱工業生産[前月比] 1月
16:45 FRF 経常収支 1月
16:45 FRF 財政収支 1月
16:45 FRF 貿易収支 1月
17:00 ZAR 四半期経常収支 10-12月期
17:15 CHF 消費者物価指数(CPI)[前月比] 2月
18:15 GBP カーニー英中銀(BOE)総裁、発言
19:00 EUR 四半期域内総生産(GDP、改定値) 10-12月期
22:15 CAD 住宅着工件数 2月
22:30 CAD 住宅建設許可件数[前月比] 1月
- 今日のトレードポイント -
今週は、米雇用統計を通過し、市場の注目は週半ばの欧州中央銀行(ECB)理事会や来週の日銀金融政策決定会合、米連邦公開市場委員会(FOMC)に向かっています。米国の利上げに関しては、米連邦準備理事会(FRB)のブレイナード理事がワシントンで講演をし、「金融環境のひっ迫やインフレ期待の低下を踏まえると、米連邦準備理事会(FRB)は見通しがより明確になるまで利上げを見送るべき」との考えを示しました。一方、フィッシャーFRB副議長は別の講演で、「低失業とインフレとの関連性が再び示されつつある可能性」を示唆しました。FRB要人の発言では、総じて3月15日-16日での利上げを示唆するものではなく、一時的に市場ではドル売りの流れになる展開もありましたが、先週の安値である113.12円近辺がレジスタンスとして意識され堅調に推移しています。本日も積極的な売買は控えられそうですが、要人の発言での一時的な値動きには注意しつつ取引に臨みたいところです。
[今日の予想レンジ]
ドル・円 113.20-114.20
ユーロ・円 124.00-126.00
ポンド・円 159.50-163.50
≪2016年03月7日クローズ時点≫
ドル・円 :「ブル」 売り19% 買い81%
ユーロ・円 :「ブル」 売り48% 買い52%
英ポンド・円 :「ブル」 売り49% 買い51%
豪ドル・円 :「ブル」 売り26% 買い74%
NZドル・円 :「ブル」 売り24% 買い76%
ユーロ・ドル :「ベア」 売り57% 買い43%
【今日の主な経済指標】
08:50 JPY 国際収支・貿易収支 1月
08:50 JPY 国際収支・経常収支 1月
08:50 JPY 四半期実質国内総生産(GDP、改定値) 10-12月期
09:01 GBP 英小売連合(BRC)小売売上高調査[前年同月比] 2月
09:30 AUD NAB企業景況感指数 2月
14:00 JPY 消費者態度指数・一般世帯 2月
15:00 JPY 景気ウオッチャー調査-現状判断DI 2月
15:45 CHF 失業率 2月
16:00 DEM 鉱工業生産[前月比] 1月
16:45 FRF 経常収支 1月
16:45 FRF 財政収支 1月
16:45 FRF 貿易収支 1月
17:00 ZAR 四半期経常収支 10-12月期
17:15 CHF 消費者物価指数(CPI)[前月比] 2月
18:15 GBP カーニー英中銀(BOE)総裁、発言
19:00 EUR 四半期域内総生産(GDP、改定値) 10-12月期
22:15 CAD 住宅着工件数 2月
22:30 CAD 住宅建設許可件数[前月比] 1月
- 今日のトレードポイント -
今週は、米雇用統計を通過し、市場の注目は週半ばの欧州中央銀行(ECB)理事会や来週の日銀金融政策決定会合、米連邦公開市場委員会(FOMC)に向かっています。米国の利上げに関しては、米連邦準備理事会(FRB)のブレイナード理事がワシントンで講演をし、「金融環境のひっ迫やインフレ期待の低下を踏まえると、米連邦準備理事会(FRB)は見通しがより明確になるまで利上げを見送るべき」との考えを示しました。一方、フィッシャーFRB副議長は別の講演で、「低失業とインフレとの関連性が再び示されつつある可能性」を示唆しました。FRB要人の発言では、総じて3月15日-16日での利上げを示唆するものではなく、一時的に市場ではドル売りの流れになる展開もありましたが、先週の安値である113.12円近辺がレジスタンスとして意識され堅調に推移しています。本日も積極的な売買は控えられそうですが、要人の発言での一時的な値動きには注意しつつ取引に臨みたいところです。
[今日の予想レンジ]
ドル・円 113.20-114.20
ユーロ・円 124.00-126.00
ポンド・円 159.50-163.50