ドル円は一時111円を割り込む!
昨日のドル円は、東京市場において連休明けの5・10日(ゴトー日)とあって仲値に向けたドル買いが先行し日通し高値となる112.82円近辺まで上昇しました。仲値後は上値を切り下げる展開となり、全般にドル安が進んだ流れに伴い112円半ばまで反落しました。欧州市場では、時間外の米10年債利回りが低下に転じるとドルは売られる展開となりました。NY市場に入り、米10年債利回りが急低下するとドル売りが再開。さらにナイト・セッションの日経平均先物が90円下落したことも嫌気され、ドル円は日通し安値となる111.99円付近まで下げ足を速めました。取引終盤移行では、米10年債利回りが低下幅を縮めるにつれてドル円は112.43円付近まで持ち直し取引を終えました。
≪2017年10月10日クローズ時点≫
ドル・円 :「ブル」 売り42% 買い58%
ユーロ・円 :「ベア」 売り79% 買い21%
英ポンド・円 :「ブル」 売り46% 買い54%
豪ドル・円 :「ブル」 売り23% 買い77%
NZドル・円 :「ブル」 売り37% 買い63%
ユーロ・ドル :「ベア」 売り70% 買い30%
【今日の主な経済指標】
08:50 JPY 機械受注[前月比] 8月
20:00 USD MBA住宅ローン申請指数[前週比]
03:00 USD 米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨
- 今日のトレードポイント -
昨日は北朝鮮の朝鮮労働党創建記念日であったことからミサイル発射などの挑発行為が懸念されておりましたが、特段何もありませんでした。相場動向を見ると日経平均こそ上昇したものの欧州株は軟調に推移し、対円を含めてドルが全面安になりました。本日のドル円は12日にFOMCを控えているため動き難い展開が予想されますが、基本的には上値は重いと思います。米国では企業決算が始まっているため株式市場の動向、そして債券市場の動向に注意をして取引に臨みたいです。
[今日の予想レンジ]
ドル・円 111.20-113.00
ユーロ・円 131.00-133.50
ポンド・円 146.50-150.00