ドル円110円後半へ
昨日のドル円は米朝対立の緩和から110円台後半まで上昇。東京市場では北朝鮮が計画していたグアムへのミサイル発射が中止したことで地政学リスクが後退し110.45円付近まで上昇しました。欧州市場では手掛かり不足から横ばい推移していたものの、NY市場に入るとドル買い優勢に。米小売売上高が0.6%と予想の0.3%を大きく上回るなど早期の利上げが意識されドル買いが入り一時110.846円まで上昇しました。その後、利益確定の売りに押される場面が見られたものの、引けにかけて再び強含み前日比1.017円高い110.678円で取引を終えました。
≪2017年08月15日クローズ時点≫
ドル・円 :「ブル」 売り31% 買い69%
ユーロ・円 :「ベア」 売り77% 買い23%
英ポンド・円 :「ブル」 売り28% 買い72%
豪ドル・円 :「ブル」 売り21% 買い79%
NZドル・円 :「ブル」 売り31% 買い69%
ユーロ・ドル :「ベア」 売り62% 買い38%
【今日の主な経済指標】
17:30 GBP 失業保険申請件数 7月
17:30 GBP 失業率 7月
17:30 GBP 失業率(ILO方式) 6月
18:00 EUR 四半期域内総生産(GDP、改定値)[前期比] 4-6月期
18:00 EUR 四半期域内総生産(GDP、改定値)[前年同期比] 4-6月期
20:00 ZAR 小売売上高[前年同月比] 6月
20:00 USD MBA住宅ローン申請指数[前週比]
21:30 CAD 対カナダ証券投資額 6月
21:30 USD 住宅着工件数[年率換算件数] 7月
21:30 USD 住宅着工件数[前月比] 7月
21:30 USD 建設許可件数[年率換算件数] 7月
21:30 USD 建設許可件数[前月比] 7月
03:00 USD 米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨
- 今日のトレードポイント -
地政学リスクが後退するなか、米小売売上高の強い結果を背景に利上げ期待が高まりました。最新のFEDウオッチで12月の利上げ確率を確認すると46.9%まで上昇してきており、短期的にマーケットを牽引するとみます。そのため、下落局面では積極的に押し目を狙って取引したいです。懸念点は、米朝の対立が鎮静化に向かいつつあるものの、いつまた再燃するか不透明のため北朝鮮関連のヘッドラインに注意しながら慎重にすすめたいです。
[今日の予想レンジ]
ドル・円 110.00-110.90
ユーロ・円 129.30-130.10
ポンド・円 142.00-142.80