ドル円は反発。109円後半で堅調に推移
昨日のドル円は、109.336円で取引を開始した後、109円後半まで反発。東京市場は目立った取引材料がなかったものの、8日にコミー前FBI長官の議会証言やECB理事会などを控えてリスク回避から109.115円まで下落しました。その後、米長期金利が上昇すると買い戻す動きとなるなか、米上院特別情報委員会がコミー前FBI長官の冒頭陳述原稿として「フリン氏の捜査を終了することを望んだ」と公表されたことを受けて、議会証言への警戒感が後退し109.880円まで上昇し前日比では0.408円高い109.811円で取引を終えました。
≪2017年06月7日クローズ時点≫
ドル・円 ：「ブル」 売り27% 買い73%
ユーロ・円 ：「ベア」 売り65% 買い35%
英ポンド・円 ：「ベア」 売り52% 買い48%
豪ドル・円 ：「ブル」 売り18% 買い82%
NZドル・円 ：「ブル」 売り27% 買い73%
ユーロ・ドル ：「ベア」 売り83% 買い17%
【今日の主な経済指標】
04:00 USD 消費者信用残高[前月比] 4月
08:01 GBP 英王立公認不動産鑑定士協会（ＲＩＣＳ）住宅価格指数 5月
08:50 JPY 国際収支・経常収支 4月
08:50 JPY 国際収支・貿易収支 4月
08:50 JPY 四半期実質国内総生産（ＧＤＰ、改定値）[前期比] 1-3月期
08:50 JPY 四半期実質国内総生産（ＧＤＰ、改定値）[年率換算] 1-3月期
08:50 JPY 対外対内証券売買契約等の状況（対外中長期債） 前週分
08:50 JPY 対外対内証券売買契約等の状況（対内株式） 前週分
10:30 AUD 貿易収支 4月
14:00 JPY 景気ウオッチャー調査-現状判断ＤＩ 5月
14:45 CHF 失業率 5月
15:00 DEM 鉱工業生産[前月比] 4月
15:45 FRF 貿易収支 4月
15:45 FRF 経常収支 4月
16:15 CHF 消費者物価指数（ＣＰＩ）[前月比] 5月
18:00 EUR 四半期域内総生産（ＧＤＰ、確定値）[前期比] 1-3月期
18:00 EUR 四半期域内総生産（ＧＤＰ、確定値）[前年同期比] 1-3月期
20:45 EUR 欧州中央銀行（ＥＣＢ）政策金利グラフのマーク
21:15 CAD 住宅着工件数 5月
21:30 EUR ドラギ欧州中央銀行(ＥＣＢ)総裁、定例記者会見
21:30 CAD 新築住宅価格指数[前月比] 4月
21:30 USD 新規失業保険申請件数 前週分
- 今日のトレードポイント -
コミー前FBI長官の議会証言が本日行われる予定ですが、すでに報道されたように過度なリスク回避の動きは後退し買い戻しが活発化するのではないでしょうか。もっとも、本日はECB理事会と英選挙も控えています。ECB理事会で出口戦略について言及されれば、素直にユーロ買いで反応しますが、言及されなかった場合は出口戦略への期待感のはく落から短期的にユーロ安になるとみてます。一方で、英選挙は世論調査で与党の保守党が過半数に届かない見通しとなっているものの、Brexit（英国のEU離脱）の際の国民投票では事前の世論調査と大きく異なった結果になっただけに結果が出るまで様子を見てから取引に臨みたいです。
[今日の予想レンジ]
ドル・円 109.50-110.50
ユーロ・円 123.00-124.00
ポンド・円 140.00-142.00
