FXレポート

ドル円は米経済指標が予想を上回り108円台で取引を終了!  

昨日のドル円は、107.790円で取引を開始した後、東京市場において「仲値に向けた買いが観測された」との指摘があり、107.96円近辺まで値を上げました。ただ、買い一巡後は日経平均株価の120円超安をながめ上値が切り下る展開になりました。一時107.76円近辺まで値を下げましたが、株安が一服すると材料難から107.85円前後で値動きが細りました。欧米市場では、時間外のNYダウ先物やナイトセッションの日経平均先物が上昇したことをながめ、投資家のリスク志向改善を見越したドル買いが先行しました。原油など商品相場の上昇を背景に資源国のクロス円が上昇したことにつれた面もあり、21時前には一時108.17円近辺まで上昇しました。買い一巡後は9月米耐久財受注額が市場予想を大幅に下回る弱い結果となったことを受けて107.70円の安値まで下落する場面も見られましたが、10月米消費者信頼感指数や10月リッチモンド連銀製造業景気指数がいずれも市場予想よりも強い結果となったため、23時過ぎからドルの買い戻しが強まり、再び高値圏まで反発しました。その後はNYダウ平均が堅調に推移したことも支えとなり、前日比では0.387円高い108.158円で取引を終えました。

≪2014年10月28日クローズ時点≫
ドル・円   :「ブル」 売り34% 買い66%
ユーロ・円  :「ベア」 売り59% 買い41%
英ポンド・円 :「ブル」 売り45%  買い55%
豪ドル・円  :「ブル」 売り21%  買い79%
NZドル・円  :「ブル」 売り22% 買い78%
ユーロ・ドル :「ベア」 売り75% 買い25%

【今日の主な経済指標】

08:50 JPY 鉱工業生産・速報値[前月比] 9月
18:30 GBP 消費者信用残高 9月
18:30 GBP マネーサプライM4[前年同月比] 9月
20:00 USD MBA住宅ローン申請指数[前週比]
21:30 CAD 鉱工業製品価格[前月比] 9月
21:30 CAD 原料価格指数[前月比] 9月
03:00 USD 米連邦公開市場委員会(FOMC)、終了後政策金利発表
03:00 USD FOMC、長期国債購入額(月額)
03:00 USD FOMC、MBS購入額(月額)

- 今日のトレードポイント -

本日の米連邦公開市場委員会(FOMC)では量的緩和の終了が決定されることが予想されている一方で、声明文における低金利維持の「相当な期間」といった文言が維持されるのかという内容に注目が集まっています。市場での大方の予想は「相当な期間」といった文言はこのまま維持されるのではないかと言われています。これを受けた市場の反応としては、QE終了を受けて米金利が上昇するのか、株価が冴えない値動きとなってリスクオフの流れとなり金利の上値が抑制されるのかが想像し難い状況にあります。ただ、今後金利正常化が視野に入ることで、ドルが底堅い値動きになるのではないでしょうか。

[今日の予想レンジ]
ドル・円    107.50-109.00
ユーロ・円 136.30-138.80
ポンド・円 172.50-176.50













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