FOMCの早期利上げ観測後退か!ドル円は107円台を維持して取引終了!
昨日のドル円は、107.181円で取引を開始した後、東京市場午前において日経平均株価がマイナス圏で推移するなか仲値後には106.92円近辺まで下押しましたが、下値は限定的で売り一巡後は切り返す展開となりました。午後に入り本邦輸入企業など実需筋の買いが入ると、一時107.269円付近まで値を上げました。欧米市場では、時間外の米10年債利回りが低下したことを背景に日米金利差縮小を見越したドル売りが先行し、一時106.98円付近まで下押しました。米10年債利回りが低下幅を縮めたほか、下落して始まったNYダウ平均がプラス圏を回復したことを支えに107.21円近辺までじりじりと下値を切り上げたものの、その後一転して売りが強まりました。WSJの花形部門FEDウォッチャー(FRBを専門に担当)であるジョン・ヒルゼンラス記者が「FOMC声明に"considerable time"(相当の期間)との文言は残る」との見解を示したことで、米早期利上げ観測が後退したとの見方から106.81円まで売り込まれました。もっとも、下値では買い意欲が依然として強いうえ、NYダウ平均が130ドル超高まで上昇したことを背景にクロス円が全般買われたことにつれて再び107.20円台まで持ち直しました。前日比では0.027円安い107.152円で取引を終えました。
≪2014年9月16日クローズ時点≫
ドル・円 :「ベア」 売り53% 買い47%
ユーロ・円 :「ベア」 売り56% 買い44%
英ポンド・円 :「ベア」 売り70% 買い30%
豪ドル・円 :「ブル」 売り20% 買い80%
NZドル・円 :「ブル」 売り17% 買い83%
ユーロ・ドル :「ベア」 売り52% 買い48%
【今日の主な経済指標】
17:00 ZAR 消費者物価指数(CPI)[前月比] 8月
17:30 GBP 英中銀金融政策委員会(MPC)議事要旨
18:00 EUR 建設支出[前月比] 7月
18:00 EUR 消費者物価指数(HICP、改定値)[前年同月比] 8月
20:00 USD MBA住宅ローン申請指数[前週比]
21:30 USD 消費者物価指数(CPIコア指数)[前月比] 8月
21:30 USD 四半期経常収支 4-6月期
23:00 USD NAHB住宅市場指数 9月
03:00 USD 米連邦公開市場委員会(FOMC)、終了後政策金利発表
03:00 USD FOMC、長期国債購入額(月額)
03:00 USD FOMC、MBS購入額(月額)
03:30 USD イエレン米連邦準備理事会(FRB)議長、定例記者会見
- 今日のトレードポイント -
本日は米連邦公開市場委員会(FOMC)の声明文に注目が集まります。声明文の内容において、労働の余剰能力「slack」、資産買い入れを終了した後の利上げ開始までの期間に関する「相当」と示された文言の変更、委員会の金利見通しの3点に注目が集まります。上記3点のいずれかの変更の可能性が高いため、一時的にはドル買いで反応することが予想されます。ただ、全体的に市場の期待に反した場合、上値は重くなることが予想されますが、結果発表を見極めポジション管理には注意したいです。
[今日の予想レンジ]
ドル・円 106.50-107.80
ユーロ・円 138.00-140.50
ポンド・円 172.50-176.50
≪2014年9月16日クローズ時点≫
ドル・円 :「ベア」 売り53% 買い47%
ユーロ・円 :「ベア」 売り56% 買い44%
英ポンド・円 :「ベア」 売り70% 買い30%
豪ドル・円 :「ブル」 売り20% 買い80%
NZドル・円 :「ブル」 売り17% 買い83%
ユーロ・ドル :「ベア」 売り52% 買い48%
【今日の主な経済指標】
17:00 ZAR 消費者物価指数(CPI)[前月比] 8月
17:30 GBP 英中銀金融政策委員会(MPC)議事要旨
18:00 EUR 建設支出[前月比] 7月
18:00 EUR 消費者物価指数(HICP、改定値)[前年同月比] 8月
20:00 USD MBA住宅ローン申請指数[前週比]
21:30 USD 消費者物価指数(CPIコア指数)[前月比] 8月
21:30 USD 四半期経常収支 4-6月期
23:00 USD NAHB住宅市場指数 9月
03:00 USD 米連邦公開市場委員会(FOMC)、終了後政策金利発表
03:00 USD FOMC、長期国債購入額(月額)
03:00 USD FOMC、MBS購入額(月額)
03:30 USD イエレン米連邦準備理事会(FRB)議長、定例記者会見
- 今日のトレードポイント -
本日は米連邦公開市場委員会(FOMC)の声明文に注目が集まります。声明文の内容において、労働の余剰能力「slack」、資産買い入れを終了した後の利上げ開始までの期間に関する「相当」と示された文言の変更、委員会の金利見通しの3点に注目が集まります。上記3点のいずれかの変更の可能性が高いため、一時的にはドル買いで反応することが予想されます。ただ、全体的に市場の期待に反した場合、上値は重くなることが予想されますが、結果発表を見極めポジション管理には注意したいです。
[今日の予想レンジ]
ドル・円 106.50-107.80
ユーロ・円 138.00-140.50
ポンド・円 172.50-176.50