FXレポート

ドル円は一時105円台まで上がるも継続できず!

昨日のドル円は、104.544円で取引を始めた後、東京市場ではドル買い優勢の状態となりました。日経平均株価が80円超安から20円超安まで下げ渋ったほか、市場では「仲値に向けて月末絡みの実需の買いが観測された」との指摘があり、10時には104.94円近辺まで値を伸ばしました。しかし、仲値後はドル買い圧力が後退し、日経平均株価も再び下げたことでやや伸び悩み、その後しばらくはもみ合いが続いていました。欧州市場では対オセアニア通貨で円売りが強まり、その他の通貨に対しても円安が波及しました。このクロス円の上昇が支えとなり、20時過ぎには一時105.08円近辺まで上昇、しかし一巡後は戻り売りに押され、時間外の米10年債利回りの低下もあり上値は限られました。NY市場では新規の手掛かり材料は乏しかったものの、全般にドル高が進むなか、1時前には日通し高値となる105.22円近辺まで値を上げ、ロンドン・フィキシングに絡んだドル売りが出ると104.99円付近まで再び下押ししました。その後は引けにかけて伸び悩む展開が続き、持ち高調整のドル売りに押されて一時104.79円近辺まで下落、前日比では0.063円高い、104.818円で取引を終えました。

≪2016年10月31日クローズ時点≫
ドル・円    :「ブル」      売り36% 買い64%
ユーロ・円  :「ベア」      売り66% 買い34%
英ポンド・円 :「ブル」      売り45%  買い55%
豪ドル・円  :「ブル」      売り28%  買い72%
NZドル・円   :「ブル」      売り33% 買い67%
ユーロ・ドル :「ベア」      売り70% 買い30%

【今日の主な経済指標】
12:30 AUD 豪準備銀行(中央銀行)、政策金利発表
15:30 JPY 黒田東彦日銀総裁、定例記者会見
17:15 CHF 実質小売売上高[前年同月比] 9月
17:30 CHF SVME購買部協会景気指数 10月
18:30 GBP 製造業購買担当者景気指数(PMI) 10月
21:30 CAD 月次国内総生産(GDP)[前月比] 8月
23:00 USD 建設支出[前月比] 9月
23:00 USD ISM製造業景況指数 10月

- 今日のトレードポイント -
昨日のドル円は、104円台後半での推移となり、時折105円台まで上昇するものの、方向感の出ないもみ合いの状態が長く続いておりました。今週はFOMCや米雇用統計の発表など注目のイベントが控えており、本日は黒田日銀総裁の定例記者会見が控えております。指標発表時や要人発言の時間はポジション調整には常に注意しつつ、トレンドが発生した際には短期的な順張りで取引に臨みたいです。

[今日の予想レンジ]
ドル・円           102.10-106.00
ユーロ・円        113.20-117.10
ポンド・円        126.20-130.50

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