FOMCを前にドル円は105円を割り込む!
昨日のドル円は、105.813円で取引を開始した後、東京市場においては、米連邦公開市場委員会(FOMC)や日銀金融政策決定会合を控えた調整の動きが強まりました。また、米国株式相場の下落等も要因となって日経平均株価は270円超の下落となり、リスク回避目的の円買いも先行したことで、目先のストップロスを巻き込みドル円は104.27円近辺まで下落しました。欧州市場に入っても流れは変わらず、一時日通し安値となる103.97円近辺まで下落しました。NY市場に入ると、6月米新築住宅販売件数や 7月米消費者信頼感指数(コンファレンス・ボード)などの発表が、強い結果となったことで好感されたほか、米10年債利回りの上昇も支えとなり、104.96円近辺まで下げ幅を縮小しました。前日比では1.163円安い104.621円で取引を終えました。
≪2016年07月26日クローズ時点≫
ドル・円 :「ブル」 売り36% 買い64%
ユーロ・円 :「ベア」 売り52% 買い48%
英ポンド・円 :「ブル」 売り45% 買い55%
豪ドル・円 :「ブル」 売り19% 買い81%
NZドル・円 :「ブル」 売り18% 買い82%
ユーロ・ドル :「ブル」 売り46% 買い54%
【今日の主な経済指標】
10:30 AUD 四半期消費者物価(CPI)[前年同期比] 4-6月期
10:30 AUD 四半期消費者物価(CPI)[前期比] 4-6月期
15:00 DEM 輸入物価指数[前年同月比] 6月
15:00 DEM 輸入物価指数[前月比] 6月
15:00 DEM GFK消費者信頼感調査 8月
15:45 FRF 卸売物価指数(PPI)[前月比] 6月
15:45 FRF 消費者信頼感指数 7月
17:00 EUR マネーサプライM3[前年同月比] 6月
17:30 GBP 四半期国内総生産(GDP、速報値)[前年同期比] 4-6月期
17:30 GBP 四半期国内総生産(GDP、速報値)[前期比] 4-6月期
20:00 USD MBA住宅ローン申請指数[前週比]
21:30 USD 耐久財受注・輸送用機器除く[前月比] 6月
21:30 USD 耐久財受注[前月比] 6月
23:00 USD 住宅販売保留指数[前月比] 6月
03:00 USD 米連邦公開市場委員会(FOMC)、終了後政策金利発表
- 今日のトレードポイント -
本日のNYタイムには、注目の米連邦公開市場委員会(FOMC)が開催されます。市場では、金利の据え置きの見込みが強いほか、9月から12月頃の利上げを示唆してくると予想されています。発表内容が想定内だった場合には、日銀金融政策決定会合へ注目が移ることになりそうです。こちらは追加金融緩和の必要性を議論する見通しになっているので、より注目されています。本日も昨日に引き続きドルを買う材料に乏しい展開が予想されるため、下値模索を視野に入れつつ、短期的な逆張りで取引に臨みたいです。
[今日の予想レンジ]
ドル・円 104.00-105.80
ユーロ・円 114.50-116.50
ポンド・円 135.00-140.00