FXレポート

一時ドル優勢となるも105円台を維持できず!! 

  昨日のドル円は、東京市場においては日経平均株価が一時16,000円台を回復するなど、株高を背景とした円安地合いとなりました。米10年債利回りがもち直し気味に推移したこともドルを下支えする材料となり、104円台後半まで値を押し上げました。午後も株高を背景とした円安地合いは継続し、日経平均株価が前日比307円高い16,121円で取引を終えると、株高につられ105円台の大台を回復しました。欧米市場に入ると、一時104.66円近辺まで値を下げましたが、米12月ADP雇用統計が市場予想の20.0万人増に対し、23.8万人増と予想よりも強い結果となったことを受け、発表直後に米10年債利回りの上昇とともにドル買い優勢となり104.998円の高値をつけました。その後、発表されたFOMC議事録においては「資産購入効果の低下を指摘」、「メンバーは慎重な緩和縮小を支持」といった内容で、前回のFOMC声明以上の材料が見られなかったことなどから売りに押される展開となり、前日比では0.257円高い104.823円で取引を終えました。

≪2014年1月8日クローズ時点≫
ドル・円    :「ブル」売り35% 買い65%
ユーロ・円   :「ブル」売り46% 買い54%
英ポンド・円  :「ブル」売り47%  買い53%
豪ドル・円   :「ブル」売り13%  買い87%
NZドル・円  :「ベア」売り68% 買い32%
ユーロ・ドル  :「ベア」売り59% 買い41%

【今日の主な経済指標】
18:30 GBP 貿易収支 11月
19:00 EUR 消費者信頼感(確定値) 12月
21:00 GBP イングランド銀行(BOE、英中央銀行)金利発表
21:00 GBP 英中銀資産買取プログラム規模
21:30 USD チャレンジャー人員削減数[前年比] 12月
21:45 EUR 欧州中央銀行(ECB)政策金利
22:30 EUR ドラギ欧州中央銀行(ECB)総裁、定例記者会見
22:30 USD 新規失業保険申請件数 前週分


                  - 今日のトレードポイント -

東京市場では8日の日経平均株価が前日比307円高で取引を終えていることや、NYダウ平均が前日比68.20円で取引を終えていることから、本日の日経平均株価は利益確定の売りが入ることも予想されるため、ドル円は上値の重い展開となるかもしれません。NY市場では、米新規失業保険申請件数(前週分)発表前後の値動きには注意が必要ですが、10日に12月米雇用統計を控えていることもあり、極端な円買いにはならないことが予想され、方向感に欠ける展開となるのではないでしょうか。

[今日の予想レンジ]
ドル・円   104.50-106.00  ユーロ・円 142.00-143.50  ポンド・円 171.50-174.50

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