ドル円は方向感に欠け104円台での推移となる!!
昨日のドル円は、東京市場において仲値に掛けては本邦輸入企業のドル買いを受け104.41円近辺まで上昇。午後に入り日銀が現行の金融政策維持を発表すると、追加緩和を期待していた一部の海外勢の売りが強まり103.96円近辺まで下落しましたが、その後は買い戻しも入り104.57円近辺までじりじりと上昇しました。欧米市場では、世界経済フォーラム年次総会(ダボス会議)での安倍晋三首相の基調講演を控えて様子見ムードが広がり、104.40円を挟んだもみ合いが続く中、一時104.50円近辺まで上昇するも、NYダウの下落を受け失速。その後、104.20円近辺まで値を下げるも、米10年債利回りの上昇を手掛かりにドル買いが入り下値は限定的となりました。なお、安倍晋三首相による法人税改革やGPIF改革などの見解が示されるも、特段の動きも見られず方向感に欠ける展開となり、前日比では0.260円高い104.544円で取引を終えました。
≪2014年1月22日クローズ時点≫
ドル・円 :「ブル」売り32% 買い68%
ユーロ・円 :「ブル」売り48% 買い52%
英ポンド・円 :「ベア」売り56% 買い44%
豪ドル・円 :「ブル」売り13% 買い87%
NZドル・円 :「ベア」売り61% 買い39%
ユーロ・ドル :「ベア」売り54% 買い46%
【今日の主な経済指標】
14:00 JPY 金融経済月報(基本的見解)
17:00 FRF 製造業購買担当者景気指数(PMI、速報値) 1月
17:30 DEM 製造業購買担当者景気指数(PMI、速報値) 1月
18:00 EUR 製造業購買担当者景気指数(PMI、速報値) 1月
18:00 EUR サービス部門購買担当者景気指数(PMI、速報値) 1月
22:30 USD 新規失業保険申請件数 前週分
00:00 USD 中古住宅販売件数[前月比] 12月
00:00 USD 中古住宅販売件数[年率換算件数] 12月
00:00 USD 景気先行指標総合指数[前月比] 12月
- 今日のトレードポイント -
本日は米国の中古住宅販売件数や景気先行指数などの発表があります。中古住宅販売件数は3か月連続で前月比で減少中ですが、先行指標である中古住宅販売保留指数が直近11月分でようやく下げ止まっているので今回は小幅ながら増加することが予想されています。また、景気先行指数は5か月連続で上昇中で、今回も前月比プラスになることが予想されているため、指標結果が良ければ一時的にドル買いへ傾斜することが予想されます。ただ、大きく動意づく材料が見当たらないため104円台での値動きとなるのではないでしょうか。
[今日の予想レンジ]
ドル・円 103.50-105.00 ユーロ・円 140.00-143.50 ポンド・円 170.50-175.50