FXレポート

英国民投票を控え104円台でのもみ合い!

昨日のドル円は104.733円で取引を開始した後、東京市場の午前においては日経平均株価が4営業日ぶりの反落となり一時16,000円を割れを試したことから、104.35円近辺まで下落し、調整売り優勢の流れとなりました。午後に入ると、日経平均株価が下げ幅を縮小し、引けにかけては、16,000円台を回復したことから104.60円近辺まで値を戻しました。欧州市場に入ると、欧州勢がポンド売りで参入した影響を受け、ドル円は日通し安値となる104.31円近辺まで下落しました。NY市場に入ると、ナイト・セッションの日経平均先物や米10年債利回りが上昇したことで、104.77円近辺まで上昇しましたが、その後は、英国の欧州連合(EU)離脱に関する世論調査で相次いで離脱支持が残留支持を上回ったため、NYダウの下落とともに失速し104.33円近辺まで下げ幅を広げました。引けにかけては下値圏でもみあいとなり、前日比では0.376円安い104.414円で取引を終えました。

≪2016年06月22日クローズ時点≫
ドル・円    :「ブル」       売り20% 買い80%
ユーロ・円  :「ブル」    売り45% 買い55%
英ポンド・円 :「ブル」      売り36%  買い64%
豪ドル・円  :「ブル」      売り20%  買い80%
NZドル・円   :「ブル」      売り22% 買い78%
ユーロ・ドル :「ベア」      売り77% 買い23%

【今日の主な経済指標】
08:50 JPY 対外対内証券売買契約等の状況 前週分
14:00 JPY 景気一致指数(CI)・改定値 4月
14:00 JPY 景気先行指数(CI)・改定値 4月
15:45 FRF 企業景況感指数 6月
16:00 FRF サービス部門購買担当者景気指数(PMI、速報値) 6月
16:00 FRF 製造業購買担当者景気指数(PMI、速報値) 6月
16:30 DEM サービス部門購買担当者景気指数(PMI、速報値) 6月
16:30 DEM 製造業購買担当者景気指数(PMI、速報値) 6月
17:00 EUR サービス部門購買担当者景気指数(PMI、速報値) 6月
17:00 EUR 製造業購買担当者景気指数(PMI、速報値) 6月
21:30 USD 新規失業保険申請件数 前週分
23:00 USD 景気先行指標総合指数[前月比] 5月
23:00 USD 新築住宅販売件数 5月

- 今日のトレードポイント -
昨日のドル円は、英国民投票が近づいていることや特段の材料もないことから様子見ムードの展開となり、104円台のレンジでの推移となりました。そして、本日には市場の注目が集まっているEU離脱の是非を問う英国民投票が実施されます。昨日の最新の世論調査では、離脱支持が1ポイントリードという展開となっており、実際の結果はほとんど予測できない状況となっております。また、英マスコミ各社は出口調査を予定していないことから思惑が交錯し、投票開始時刻である日本時間23日15時からは相場が大きく動くことが想定されます。ポジションメイクの際は順張りを意識しつつ、損切りラインはしっかり決めて取引に臨みたいところです。

[今日の予想レンジ]
ドル・円           103.00-106.00
ユーロ・円       116.00-119.00
ポンド・円        151.00-155.00     

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