ドル円は何とか104円台を維持して取引を終了!
昨日のドル円は、104.067円で取引を開始した後、一時104.17円近辺まで上昇しました。買いが一巡すると、日経平均株価の下落を手掛かりに円買いドル売りが優勢となるなか、「海外ファンドなどの利益確定の売りが観測された」との指摘もあり103.74円近辺まで下押しました。欧州市場では、7月米耐久財受注額など米重要経済指標の結果を前に積極的な売買は控えられ、103円台後半での狭いレンジ取引となりました。NY市場に入ると、時間外の米10年債利回りが低下幅を縮小したことで、日米金利差拡大を見越したドル買いが入ったほか、7月米耐久財受注額が前月比22.6%増と市場予想を大幅に上回る強い結果となったこともあり、21時30分過ぎには104.01円近辺まで上昇する場面も見られました。同時に発表された輸送関連を除いた受注額が予想に反して減少したため、すぐに103.80円台まで押し戻されたものの、その後は徐々に下値を切り上げる展開になりました。8月米消費者信頼感指数や8月米リッチモンド連銀製造業景気指数がいずれも市場予想を上回る結果となったことが好感されたほか、米長期金利が上昇に転じたことで全般にドル買いが進んだ流れに沿い、104.17円付近まで上昇しました。取引終盤に入ると方向感に欠ける展開となりましたが、前日比では0.047円高い104.067円で取引を終えました。
≪2014年8月26日クローズ時点≫
ドル・円 :「ベア」 売り52% 買い48%
ユーロ・円 :「ブル」 売り41% 買い59%
英ポンド・円 :「ブル」 売り42% 買い58%
豪ドル・円 :「ブル」 売り33% 買い67%
NZドル・円 :「ブル」 売り12% 買い88%
ユーロ・ドル :「ブル」 売り49% 買い51%
【今日の主な経済指標】
15:00 DEM GFK消費者信頼感調査 9月
15:00 DEM 輸入物価指数[前年同月比] 7月
15:45 FRF 企業景況感指数 8月
20:00 USD MBA住宅ローン申請指数[前週比]
- 今日のトレードポイント -
本日は月末ということもあり株式と金利の動向を見ながらの取引となることが予想されますが、株価や長期金利が堅調なため103円台後半では底堅く推移することが予想されるので、103円台後半ではドル買いのスタンスで良いのかもしれません。ただ、注目される経済指標がないため、方向感に欠ける展開も視野に入れておきたいです。
[今日の予想レンジ]
ドル・円 103.70-104.30
ユーロ・円 136.00-138.50
ポンド・円 171.00-174.50