FXレポート

堅調な株式市場をながめ、ドル円は103円台後半を維持!

昨日のドル円は、東京市場では前日の米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨をきっかけに円安・ドル高が進んだ流れを引き継いだほか、日経平均株価が100円超の上昇となったことも買いをサポートし103円台後半で推移しました。その後もじわじわと値を上げ一時103.95円近辺と104円台目前まで迫りましたが、買いの勢いはやや後退し上値が抑えられました。
欧州市場では、ユーロ絡みの取引が中心となったため、ドル円自体は方向感がなく103.85円近辺でのもみ合いが続きました。NY市場では、前週分の米新規失業保険申請件数、8月米フィラデルフィア連銀製造業景気指数や7月米中古住宅販売件数など米経済指標が相次いで好結果の内容となったものの買いは目立たず、上値の重さから売りが優勢となり103.60円近辺まで失速しました。ただ、下値では押し目買い意欲も強かったほか、NYダウが60ドル超高となるなどドル円の下支えとなり、前日比では0.082円高い103.842円で取引を終えました。

≪2014年8月21日クローズ時点≫
ドル・円    :「ブル」 売り49% 買い51%
ユーロ・円  :「ベア」 売り51% 買い49%
英ポンド・円 :「ブル」 売り40%  買い60%
豪ドル・円  :「ブル」 売り36%  買い64%
NZドル・円  :「ブル」 売り23% 買い77%
ユーロ・ドル  :「ベア」 売り52% 買い48%

【今日の主な経済指標】
21:30 CAD 消費者物価指数
21:30 CAD 小売売上高[前月比] 6月
23:00 USD イエレン米連邦準備理事会(FRB)議長、発言
 3:30  EUR ドラギ欧州中央銀行(ECB)総裁、発言


- 今日のトレードポイント -

ドル円は、NYダウが17,000ドルの大台を回復したほか、昨日の堅調な米経済指標の結果を受けたドル買いの流れが続きそうです。また先日の連邦公開市場委員会(FOMC)議事録では、利上げ開始時期の見通しについて、「経済活動や労働市場、物価上昇率に関する今後の動向次第」と慎重姿勢を維持しておりますが、金融緩和維持の根拠となる労働市場の回復が続けば、米国の金融政策正常化とドルの信認回復に対する期待が一段と高まり、ドル高・円安が加速するかもしれません。ただ本日は、目立った経済指標がないほか、ジャクソンホール・シンポジウムでのイエレンFRB議長の講演を控え全体的に様子見ムードとなりそうです。


[今日の予想レンジ]
ドル・円     102.80-104.20
ユーロ・円 136.00-138.50
ポンド・円  171.00-173.50

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