欧米株価の大幅安を受け103円を割れる場面も!!
昨日のドル円は104.543円取引を開始後、仲値に掛けては米系短期筋や本邦輸入企業によるドル買いが入ったことや日経平均株価が前日比130円超上昇したことでストップロスを巻き込みながら104.83円近辺まで上昇。買い一巡後は売りが強まるなか、豪ドル円やカナダドル円の下落につれたほか、時間外のNYダウ先物が下げ幅を広げたことで104.27円近辺まで下落しました。欧米市場では、104.30円前後を挟んだレンジ相場が続くなか、米10年債利回りの低下を受け、日米金利差縮小を見越した売りが出たほか、欧米株価の大幅安を嫌気したリスク回避の売りも観測され103.09円近辺まで下落。なお、米経済指標は強弱の入り混じる結果となり、相場への影響は軽微となりました。前日比では1.286円安い103.258円で取引をおえました。
≪2014年1月23日クローズ時点≫
ドル・円 :「ブル」売り21% 買い79%
ユーロ・円 :「ブル」売り48% 買い52%
英ポンド・円 :「ブル」売り40% 買い60%
豪ドル・円 :「ブル」売り 6% 買い94%
NZドル・円 :「ベア」売り51% 買い49%
ユーロ・ドル :「ベア」売り80% 買い20%
【今日の主な経済指標】
22:30 CAD 消費者物価指数(CPIコア)[前年同月比] 12月
- 今日のトレードポイント -
東京市場では実質5・10日ということもあり実用筋のドル買いが見込まれることが予想されます。主だった経済指標がないため基本的なスタンスとしては株式市場の流れを見ながらの取引となりますが、株価の下落が大きければ103円割れもありえます。また、自律反発的なドル買いがあったとしても売り圧力も強いことが想定されるため上値の重い展開となりそうです。
[今日の予想レンジ]
ドル・円 102.50-104.50 ユーロ・円 140.00-143.50 ポンド・円 169.50-173.50