米長期金利の上昇を受け102円台半ばで取引終了!
昨日のドル円は、101.729円で取引を開始した後、東京市場において一時101.92円近辺まで上昇するも上値を抑えられ、その後しばらくは101.70円前後で動意を欠く値動きとなりました。日経平均株価が170円超下げると日通し安値となる101.41円付近までリスク回避的のドル売りに押されましたが、日経平均株価が引けにかけて20円超安まで持ち直すと、ドル円は101.70円台まで反発するなど一進一退の値動きとなりました。欧州市場では、材料を欠き101.60円を挟んだもみ合いとなりました。NY市場では、米10年債利回りの大幅上昇に伴い円売り・ドル買いが強まりました。また、前週分の米新規失業保険申請件数が25万9000件と市場予想の26万5000件程度より強い内容となったことも支援材料となり、ストップロスを誘発して、ドル円は102.54円近辺まで上昇しました。その後も米長期金利の上昇を手掛かりとしたドル買いの流れは継続し、日通し高値となる102.59円近辺まで値を上げ、前日比では0.757円高い102.481円で取引を終えました。
≪2016年09月8日クローズ時点≫
ドル・円 :「ブル」 売り26% 買い74%
ユーロ・円 :「ベア」 売り60% 買い40%
英ポンド・円 :「ブル」 売り44% 買い56%
豪ドル・円 :「ブル」 売り23% 買い77%
NZドル・円 :「ブル」 売り35% 買い65%
ユーロ・ドル :「ベア」 売り78% 買い22%
【今日の主な経済指標】
08:50 JPY マネーストックM2[前年同月比] 8月
10:30 AUD 住宅ローン件数[前月比] 7月
13:30 JPY 第三次産業活動指数[前月比] 7月
14:45 CHF 失業率 8月
15:00 DEM 貿易収支 7月
15:00 DEM 経常収支 7月
15:45 FRF 財政収支 7月
15:45 FRF 鉱工業生産指数[前月比] 7月
17:30 GBP 貿易収支 7月
21:15 CAD 住宅着工件数 8月
21:30 CAD 新規雇用者数 8月
21:30 CAD 失業率 8月
23:00 USD 卸売在庫[前月比] 7月
- 今日のトレードポイント -
昨日のNY市場において、原油が大幅に値上がりしたことで米国の物価上昇の圧力が高まり、利上げにつながるとの見方が広がったことから、ドルは対円で上昇し、102円台半ばで取引を終えました。本日のドル円もこの流れを受け102円台での底堅い値動きが予想されますが、原油相場の下落した場合にはポジション調整に注意したいです。
[今日の予想レンジ]
ドル・円 101.80-103.00
ユーロ・円 114.00-116.50
ポンド・円 133.50-139.50