FXレポート

ドル円は102円を割り込む展開へ!!

昨日のドル円は、101.942円で取引を開始した後、日経平均株価がマイナス圏で推移していたためドル円は弱含む展開となり、101.82円近辺まで下押しました。午後に入り、日経平均株価が切り返すと下げ幅を縮小し101.96円近辺と102円台目前まで上昇しました。欧州市場では、カーニー英中銀(BOE)総裁の議会証言が早期利上げ観測を高める内容とはならず、円買いポンド売りが優勢となるなか、全般オセアニア通貨安が進んだ流れに沿い円買いオセアニア通貨売りが広がりました。対ドルでは米長期金利の低下やナイトセッションの日経平均先物の下落を横目に円買いが散見され一時101.84円近辺まで下落しましたが、その後は方向感に欠け101.90円を挟んだ値動きとなりました。NY市場に入ると、4月米住宅価格指数や4月米ケース・シラー住宅価格指数、6月米リッチモンド連銀製造業景気指数は市場予想を下回ったものの影響は限定的となりました。6月米消費者信頼感指数や5月米新築住宅販売件数が良好な内容となったことで全般ドル買いが優勢となり102.17円まで強含む展開となりましたが、その後は利益確定の売りに押され上げ幅を縮小し101.95円を挟んだ展開となり、前日比では0.037円高い101.991円で取引を終えました。

≪2014年6月24日クローズ時点≫
ドル・円   :「ブル」 売り22% 買い78%
ユーロ・円  :「ブル」 売り43% 買い57%
英ポンド・円 :「ベア」 売り64%  買い36%
豪ドル・円  :「ブル」 売り23%  買い77%
NZドル・円  :「ブル」 売り48% 買い52%
ユーロ・ドル :「ブル」 売り40% 買い60%

【今日の主な経済指標】
15:00 DEM GFK消費者信頼感調査 7月
15:45 FRF 企業景況感指数 6月
20:00 USD MBA住宅ローン申請指数[前週比]
21:30 USD 耐久財受注[前月比] 5月
21:30 USD 耐久財受注・輸送用機器除く[前月比] 5月
21:30 USD 四半期実質国内総生産(GDP、確定値)[前期比年率] 1-3月期

- 今日のトレードポイント -

米10年債利回りが2.5%と低水準を維持しているためドル買い意欲を後退させる一因となっています。またMBA住宅ローン申請指数や四半期実質国内総生産(GDP、確定値)などの米経済指標は、強弱まちまちの結果が予想されているため102円台を挟んだ方向感に欠ける展開が予想されますが、101円台半ばから後半ではドル買いスタンスで臨みたいです。

[今日の予想レンジ]
ドル・円    101.60-102.20
ユーロ・円 137.00-140.50
ポンド・円 170.00-175.00

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