FXレポート

米国株式市場は小反落、ドル円は102円台を維持!!

 昨日のドル円は、東京市場で5・10日(ゴトー日)とあって仲値に向けた円売り・ドル買い地合いとなり、一時103.30円近辺の高値を付けました。
午後では、新規の取引材料がなかったことや、日経平均株価がさえない動きとなったこともあり、買いの勢いも続かず方向感に乏しい動きが続きました。欧米市場では、欧州株や時間外のNYダウ先物、ナイト・セッションの日経平均先物など株式市場が上値の重い値動きとなったことで一時102.80円近辺まで下押ししました。その後は、米10年債利回りが低下幅を縮めたことが支えとなり、徐々に買い戻しが入り102.90円近辺まで戻しました。ただ引けにかけNYダウが軟調な動きとなったことが嫌気され前日比では0.557円低い102.738円で取引を終えました。

≪2013年12月10日クローズ時点≫
ドル・円    :「ブル」売り38% 買い62%
ユーロ・円  :「ベア」売り74% 買い26%
英ポンド・円 :「ベア」売り60%  買い40%
豪ドル・円  :「ブル」売り26%  買い74%
NZドル・円 :「ベア」売り64% 買い36%
ユーロ・ドル :「ベア」売り91% 買い 9%

【今日の主な経済指標】
15:30 FRF 非農業部門雇用者・改定値[前期比] 7-9月期
16:00 DEM 消費者物価指数(CPI、改定値)[前月比] 11月
16:45 FRF 経常収支 10月
21:00 USD MBA住宅ローン申請指数[前週比]
04:00 USD 月次財政収支 11月
05:00 NZD ニュージーランド準備銀行(RBNZ、NZ中央銀行)政策金利

                  - 今日のトレードポイント -

ドル円は、朝方103.30円付近へ上昇したものの、利益確定の売りも多くまた新規材料難から方向感の乏しい展開が続いており、株価の動きを眺めながらの相場となっています。焦点となってくるのは、今年最後の連邦公開市場委員会(FOMC)を来週に控えて米国の量的緩和縮小の動きが注目されています。また米財政協議も大詰めを迎えており、米上院予算委員会のマレー委員長は10日、来年1月15日の政府機関閉鎖回避に向け、ライアン下院予算委員長(共和党)との間で成立した暫定合意について説明する予定となっています。暫定合意案は、上下両院の本会議で承認する必要がありますが、もし承認されれば、米政府機関閉鎖などのリスクがなくなり、米国の量的緩和縮小のハードルが下がることから、株高・リスクオンで上昇余地を試す展開となるかもしれません。

[今日の予想レンジ]
ドル・円   101.50-103.50  ユーロ・円 139.50-142.50  ポンド・円 166.50-170.50

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