FXレポート

ドル円はFOMC前の水準、102円台前半まで値を戻す!!

先週金曜日のドル円は、東京市場午前においては主な経済指標の発表や、注目イベントの予定もなく手掛かりが少ない中、頼りの日経平均株価も週末要因が加わり動意が鈍く値動きの材料にはならず、101.93円近辺での小動きから101.81円近辺まで下押しました。午後も101.90円近辺での膠着状態が続く展開となり、19日のFOMC後のドル売りが一巡した後はほぼ横ばいの推移となりました。日経平均株価は前日終値を挟んで上下したものの、市場の動意は鈍く模様眺めが続きました。欧州市場に入り、日経平均先物が夜間取引で上昇したことや、米長期金利が低下一巡後に2.63%付近へ小幅にもち直したことから円売り・円安が進み102.09円近辺まで上昇しました。NY市場でもドルの買い戻しが継続し102.15円近辺まで上昇幅を拡大、FOMCの結果公表前の水準に戻った格好となり、日経平均先物の夜間の堅調な推移も背景に102.19円近辺まで上値を伸ばしました。その後は102円台前半の高値圏を維持するも、週末ムードから動意は鈍く102.13円近辺でもみ合いとなり、前日比では0.145円高い102.075円で取引を終えました。

≪2014年6月20日クローズ時点≫
ドル・円   :「ブル」 売り25% 買い75%
ユーロ・円  :「ブル」 売り46% 買い54%
英ポンド・円 :「ベア」 売り56%  買い44%
豪ドル・円  :「ブル」 売り27%  買い73%
NZドル・円  :「ブル」 売り48% 買い52%
ユーロ・ドル :「ブル」 売り47% 買い53%

【今日の主な経済指標】
14:00 SGD 消費者物価指数(CPI)[前年比] 5月
15:00 JPY 黒田東彦日銀総裁、発言
16:00 FRF 製造業購買担当者景気指数(PMI、速報値) 6月
16:00 FRF サービス部門購買担当者景気指数(PMI、速報値) 6月
16:30 DEM 製造業購買担当者景気指数(PMI、速報値) 6月
16:30 DEM サービス部門購買担当者景気指数(PMI、速報値) 6月
17:00 EUR 製造業購買担当者景気指数(PMI、速報値) 6月
17:00 EUR サービス部門購買担当者景気指数(PMI、速報値) 6月
17:30 HKD 消費者物価指数(CPI)[前年比] 5月
23:00 USD 中古住宅販売件数[年率換算件数] 5月
23:00 USD 中古住宅販売件数[前月比] 5月

 
- 今日のトレードポイント -

今週のドル円は、23日に中古住宅販売件数、24日にケース・シラー米住宅価格指数、消費者信頼感指数(コンファレンス・ボード)、リッチモンド連銀製造業指数、新築住宅販売件数、25日に耐久財受注、四半期実質国内総生産(GDP、確定値)、26日に新規失業保険申請件数、個人消費支出(PCE・同コア)、27日にミシガン大学消費者態度指数と、米国の経済指標の発表が数多く予定されています。各指標とも、比較的良好な結果になることが予想されるものの、市場予測に対しわずかな上昇、伸び率では反応は薄く、レンジ相場が継続するかもしれません。一方、25日のGDPについては下方修正された改定値から更に下方修正される可能性があるため、売りに押される展開も想定しておきレンジの下抜けに注意しつつ取引に臨みたいです。

[今日の予想レンジ]
ドル・円    101.80-102.30
ユーロ・円 138.40-139.10
ポンド・円 173.30-174.10

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