FXレポート

米雇用統計発表後、ドル買いで反応!ドル円は102台で取引を終える!!

先週金曜日のドル円は、東京市場午前においては米雇用統計を控え積極的な取引は見られず、週末に向けたポジション調整から円が買い戻され102.30円近辺まで下落する円高地合いとなりました。また日経平均株価がマイナス圏へ値を沈めたことや、米長期金利が2.57%付近へ低下したことも、ドル円の下落を誘い円買いを後押ししました。午後に入ると円高も一服し、雇用統計待ちの様子見ムードがさらに強まり102.35円近辺でもみ合いとなりました。後場の日経平均株価は、前日終値を挟んで上下に振れる値動きとなり、ドル円は手掛かりがない中で102.30円近辺までゆるやかに下落する展開となりました。欧州市場でも様子見ムードが続き、昨日上げ一服となった米長期債利回りが低下したことが値動きを圧迫し、102円台前半でレンジ相場となりました。NY市場に入り、雇用統計発表前は断続的に買いが入り、102.35円近辺のレンジ相場からわずかに抜ける102.41円近辺まで上昇しました。その後発表された米雇用統計は、非農業部門雇用者数(NFP)がほぼ市場予想通りとなったほか、失業率は前回から横ばいの6.3%と方向感を与える結果になりませんでした。ドル円は、発表後に102.55円近辺まで上昇し102.16円近辺まで下落しました。その後は、一時102.32円近辺まで反発し、発表前に推移していた102.41円近辺から、雇用統計の堅調な結果を受け株価が上昇したことを手掛かりに102.60円近辺まで上値を伸ばしました。引けにかけては、値動きを鈍らせ102.52円近辺での小動きとなり、前日比では0.121円高い102.532円で取引を終えました。

≪2014年6月6日クローズ時点≫
ドル・円    :「ブル」 売り29% 買い71%
ユーロ・円  :「ベア」 売り52% 買い48%
英ポンド・円 :「ベア」 売り62%  買い38%
豪ドル・円  :「ブル」 売り29%  買い71%
NZドル・円  :「ブル」 売り28% 買い72%
ユーロ・ドル  :「ブル」  売り49% 買い51%

【今日の主な経済指標】
08:50 JPY 国際収支・経常収支 4月
08:50 JPY 国際収支・貿易収支 4月
08:50 JPY 四半期実質国内総生産(GDP、改定値)[年率換算] 1-3月期
08:50 JPY 四半期実質国内総生産(GDP、改定値)[前期比] 1-3月期
14:00 JPY 消費者態度指数・一般世帯 5月
15:00 JPY 景気ウオッチャー調査-現状判断DI 5月
21:15 CAD 住宅着工件数 5月
   
- 今日のトレードポイント -

今週予定されている重要イベントとしては、12日に米5月小売売上高、新規失業保険申請件数(前週分)、13日に5月卸売物価指数(PPI)、6月消費者態度指数(ミシガン大学調べ・速報値)が発表されます。ここ最近の傾向として指標発表による反応が鈍く、その後の長期金利やNYダウの動向によって方向感が出ているため、指標の結果、内容を見極めた上で慎重に取引に臨みたいです。また、値動きの荒さが目立つ米長期金利の動向にも留意しつつ、週半ば以降は102円台中盤から後半にかけてのレンジをブレイクできるかどうかが焦点となるのではないでしょうか。

[今日の予想レンジ]
ドル・円      102.00-103.00
ユーロ・円 139.00-140.50
ポンド・円  171.50-173.00

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