FXレポート

米国経済指標の好結果が後押しとなり、ドル円は102円台を維持!!

 昨日のドル円は、序盤はFOMC後の米金利上昇を受けたドル高の流れを引き継いだ推移となりましたが、東京市場午前において、上昇して寄り付いた日経平均株価が下落に転じたことから円の買戻しが進み、102.30円近辺まで下値を拡げました。午後に入ると、日経平均株価が先物主導で前日終値から250円超えの大幅な下落となったことや、ウクライナ情勢に対する不透明感から上値が重い展開となり、ドル円は一時102.25円付近まで下押しましたが値動きは限定的でした。欧米市場では、昨日のFOMCの結果を受けて米国の利上げ時期が前倒しされるとの期待感や、本日発表された新規失業保険申請件数(前週分)、3月フィラデルフィア連銀製造業景気指数などの米経済指標の好結果がドル買いを後押しし、102.50円近辺まで上値を伸ばしました。ドル買い優勢の地合いはしばらく続きましたが、引けにかけては断続的に売りが入り、前日比では0.009円高い102.370円で取引を終えました。

≪2014年3月20日クローズ時点≫
ドル・円      :「ブル」  売り29% 買い71%
ユーロ・円    :「スクエア」売り50% 買い50%
英ポンド・円  :「ブル」  売り34%  買い66%
豪ドル・円    :「ブル」  売り24%  買い76%
NZドル・円   :「ベア」  売り66% 買い34%
ユーロ・ドル   :「ベア」  売り65% 買い35%


【今日の主な経済指標】
18:00 EUR 経常収支 1月
00:00 EUR 消費者信頼感(速報値) 3月


   
                  - 今日のトレードポイント -

本日は東京市場が春分の日で休場となるため動意に欠ける展開となることが予想されます。値動きの材料となるような米経済指標の発表は予定されておりませんが、米国が新たにロシア政府高官や企業家に対する資産凍結などの制裁措置を発表したことで、ウクライナ情勢への緊張感は更に高まったと考えられることから、積極的な取引が手控えられる薄商いでの下値リスクには警戒したいです。

[今日の予想レンジ]
ドル・円   102.00-103.50  ユーロ・円 140.00-142.00  ポンド・円 167.00-170.00

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