FXレポート

方向感に欠ける展開もドル円は102円台中盤を維持!!

 先週金曜日のドル円は、東京市場午前は株高を背景としたドル買い優勢の展開となり、前日の株安とともに下落した値幅を取り戻し102.50円近辺まで上昇しました。日経平均株価は反発して始まり、前日比200円超えまで上昇を見せるなど、堅調な値動きとなったこともドル買いを後押しする材料となりました。午後は日経平均株価が大幅に反発したことが下支えの材料となり、株高を手掛かりにドル買い地合いが継続しました。黒田日銀総裁から「具体的に出口戦略を議論するのは時期尚早」、「物価目標達成は道半ば」との発言が出ると、102.604円の高値はつけたものの上値は限られました。欧米市場に入り、ドル円は底堅い動きから一時102.80円近辺まで上昇しました。発表された米1月中古住宅販売件数は462万件と約1年半ぶりの低水準となる弱い結果となったことから、発表直後はドル売りが先行し102.60円近辺まで下押ししましたが、低迷気味の米経済指標は寒波の影響と捉えられたのか大幅な値動きにはつながらず、前日比では0.238円高い102.531円で取引を終えました。

≪2014年2月21日クローズ時点≫
ドル・円    :「ブル」売り30% 買い70%
ユーロ・円   :「ベア」売り61% 買い39%
英ポンド・円  :「ブル」売り48%  買い52%
豪ドル・円   :「ブル」売り16%  買い84%
NZドル・円  :「ベア」売り54% 買い46%
ユーロ・ドル  :「ベア」売り81% 買い19%

【今日の主な経済指標】
19:00 EUR     消費者物価指数(HICP、改定値)[前年同月比] 1月


 
                  - 今日のトレードポイント -

先週金曜日の米1月中古住宅販売件数は予測を下回ったものの、米経済指標のある程度の下振れは寒波による一時的な要因と捉えられているためか、方向感に欠ける展開のまま取引を終えました。本日は主な米経済指標などの発表が予定されておらず、材料難から乏しい値動きになることが想定されるものの、株式市場の値動きに伴うリスク許容度の変化を見極めて取引したいです。


[今日の予想レンジ]
ドル・円   101.50-103.00  ユーロ・円 140.00-142.00  ポンド・円 170.00-173.00

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