米量的緩和策縮小期待からドル円は102円台を回復!!
昨日のドル円は、101.036円で取引を開始した後は、日経平均株価の上昇や海外ファンドのドル売り・円買いから101円台後半まで上昇。欧州市場では、5月米リッチモンド連銀製造業景気指数や5月米消費者信頼感指数がいずれも市場予想を上回ったことから米長期金利の急上昇とともにドル買いが活発化し102.299円まで上昇。その後は利益確定の売りに押され102円台を挟んだ値動きとなりました。NY市場では、米量的緩和策の縮小観測が強まりドルは買われ102円台を回復。前日比では1.456円高い102.376円で取引を終えました。
東京市場のユーロ円は、130.647円で取引を開始した後はリスク志向の高まりから円売りが強まり131円台半ばまで上昇。欧州市場では、欧州株高やドル円の上昇につれた買いなどから132円台に突入する場面も見られました。NY市場では、市場予想よりも弱い5月仏消費者信頼感指数やプラートECB専務理事の発言が売りを誘う場面もありましたが、株高やドル円の上昇につれたユーロ買いの勢いが上回る結果となり、前日比では1.108円高い131.609円で取引を終えました。
≪2013年5月28日クローズ時点≫
ドル・円 :「ブル」売り26% 買い74%
ユーロ・円 :「ベア」売り57% 買い43%
ユーロ・ドル :「ベア」売り60% 買い40%
英ポンド・円 :「ブル」売り44% 買い56%
豪ドル・円 :「ブル」売り13% 買い87%
NZドル・円 :「ブル」売り34% 買い66%
【今日の主な経済指標】
16:55 DEM 失業者数[前月比] 5月
16:55 DEM 失業率 5月
17:00 EUR マネーサプライM3[前年同月比] 4月
20:00 USD MBA住宅ローン申請指数[前週比]
21:00 DEM 消費者物価指数(CPI、速報値)[前月比] 5月
23:00 CAD カナダ銀行 政策金利
- 今日のトレードポイント -
世界的な株高を背景に投資家のリスク選好姿勢が回復したため、安全通貨の円が幅広く売られる地合いが継続することが予想されそうです。一方、ドルは米経済指標の消費者信頼感が市場予想を上回ったことを受けて、米景気の回復期待が高まっているほか、米連邦準備制度理事会(FRB)の緩和策の縮小によるドル買いが予想されるため、ドル円は103円台を試す展開もあり得るかもしれません。
[今日の予想レンジ]
ドル・円 101.00-103.50 ユーロ・円 129.00-133.00 ポンド・円 151.00-155.50
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