FXレポート

ドル円は軟調!101円台後半から動かず!!

昨日のドル円は、東京市場午前においては日経平均株価が小幅ながらも続伸となり、米株式市場でS&P500が史上最高値を更新するなどの外部環境的要因から買いが先行する流れとなる中、102.00円近辺まで上値を伸ばしました。しかし、材料難から動意は乏しく101.90円近辺で狭いレンジ相場となり、小動きに推移する展開が続きました。午後も、動意を促す手掛かりは少なく、また、月末を前にした手控え感もあることから、101.90円近辺を挟んで膠着状態となりました。時間外の米長期金利が2.5%近辺まで低下していることも上値を圧迫する要因となり、101.85円近辺まで徐々に下値を広げました。欧州市場では、ドル高が重しとなってクロス円を中心に円買いが進んだところに、欧州株式市場のさえない値動きも加わり101.82円近辺まで下押しました。NY市場では、米10年債利回りが昨年7月3日以来の安値水準となる2.433%まで低下すると、101.64円近辺まで更に下押しました。その後は、下落幅を取り戻せないまま101.78円近辺でのもみ合いが続き、前日比で0.170円安い101.807円で取引を終えました。

≪2014年5月28日クローズ時点≫
ドル・円   :「ブル」売り22% 買い78%
ユーロ・円  :「ブル」売り33% 買い67%
英ポンド・円 :「ブル」売り23%  買い77%
豪ドル・円  :「ブル」売り14%  買い86%
NZドル・円  :「ブル」売り22% 買い78%
ユーロ・ドル :「ブル」売り40% 買い60%

【今日の主な経済指標】
10:30 AUD 四半期民間設備投資[前期比] 1-3月期
18:30 ZAR 卸売物価指数(PPI)[前月比] 4月
18:30 ZAR 卸売物価指数(PPI)[前年同月比] 4月
21:30 CAD 四半期経常収支 1-3月期
21:30 USD 四半期実質国内総生産(GDP、改定値)[前期比年率] 1-3月期
21:30 USD 新規失業保険申請件数 前週分
23:00 USD 住宅販売保留指数[前月比] 4月


                  - 今日のトレードポイント -

本日のドル円は、NY市場において米四半期実質国内総生産(GDP、改定値)、新規失業保険申請件数(前週分)、4月住宅販売保留指数の発表が予定されています。来週の米雇用統計前の重要指標となるため、指標発表時は荒い値動きになるのではないでしょうか。NY市場がオープンするまでは重要イベントの予定もなく材料が乏しいため、株価の動向をにらみながら、102円を挟んで方向感を模索する展開になることが予想されます。米国の景気回復への期待感から、株式市場ではリスクオンの流れが強まりつつあるため、レンジ相場からリスクオン地合いへ傾斜するタイミングを見極め、取引に臨みたいところです。

[今日の予想レンジ]
ドル・円   101.50-103.00  ユーロ・円 137.50-139.50  ポンド・円 169.00-172.00

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