FXレポート

英経済先行き不透明感再燃、ドル円は101台に突入!

昨日のドル円は、102.510円で取引を開始した後、日通し高値となる102.58円近辺まで上昇しました。その後東京市場において日経平均株価の170円超安を背景にリスク回避目的のドル売りが先行しました。本日は5・10日(ゴトー日)にあたり仲値に向けたドル買いも入りましたが、仲値後はドル売りが再開し102.00円を割り込みました。欧米市場では、欧州株やナイト・セッションの日経平均先物が下落したことを背景にドル売りが先行するなか、米10年債利回りが低下したことも売りを誘い101.64円近辺まで値を下げました。その後も英経済の先行き不透明感やイングランド銀行(英中銀、BOE)による追加緩和への期待などからポンド円が一段と下落すると、これにつれる形でドル売りが再開し、日通し安値となる101.45円付近まで下押ししました。引けにかけては101.70円台まで持ち直し、前日比では0.789円安い101.738円で取引を終えました。

≪2016年07月05日クローズ時点≫
ドル・円    :「ブル」      売り21% 買い79%
ユーロ・円  :「ブル」    売り47% 買い53%
英ポンド・円 :「ブル」      売り26%  買い74%
豪ドル・円  :「ブル」      売り10%  買い90%
NZドル・円   :「ブル」      売り14% 買い86%
ユーロ・ドル :「ベア」      売り72% 買い28%

【今日の主な経済指標】
15:00 DEM 製造業新規受注[前月比] 5月
16:00 EUR ドラギ欧州中央銀行(ECB)総裁、発言
20:00 USD MBA住宅ローン申請指数[前週比]
21:30 USD 貿易収支 5月
21:30 CAD 貿易収支 5月
23:00 USD ISM非製造業景況指数(総合) 6月
03:00 USD 米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨

- 今日のトレードポイント -
英EU離脱による世界経済への不透明感が再燃しており株式市場を圧迫しています。この流れを受けドル円相場は円買いドル売りとなっています。本日も上値の重い展開が予想され、ドラギ欧州中央銀行(ECB)総裁、発言や米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨の内容によっては101円割れの可能性があるため下値模索を視野に入れ取引に臨みたいです。

[今日の予想レンジ]
ドル・円           100.40-102.20
ユーロ・円        111.00-113.80
ポンド・円        129.00-135.00 

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