上値の重いドル円は101円台後半で取引を終了!!
先週金曜日のドル円は、102.201円で取引を開始後、仲値に掛けては本邦輸入企業のドル買いを受けて102.40円近辺まで上昇。その後は日経平均株価の下落につれたドル売りにより101.57円近辺まで下落。欧米市場ではナイトセッションの日経平均先物や時間外のダウ先物が強含んだことからドルは買われ101.98円近辺まで下げ幅を縮小。1月米鉱工業生産指数が市場予想よりも弱い結果となりドルが売られる場面もありましたが反応は限定的。その後は米国の3連休を控えていることもあり積極的な売買は見られず、前日比では0.379円安い101.804円で取引を終えました。
≪2014年2月14日クローズ時点≫
ドル・円 :「ブル」売り22% 買い78%
ユーロ・円 :「スクエア」売り50% 買い50%
英ポンド・円 :「ベア」売り58% 買い42%
豪ドル・円 :「ブル」売り18% 買い82%
NZドル・円 :「ベア」売り60% 買い40%
ユーロ・ドル :「ベア」売り80% 買い20%
【今日の主な経済指標】
08:50 JPY 四半期実質国内総生産(GDP、速報値)[前期比] 10-12月期
13:30 JPY 鉱工業生産・確報値[前月比] 12月
- 今日のトレードポイント -
先週の米国経済指標はまちまちの結果であったものの米国の株式市場は底堅い推移を見せていましたが、今後株高円安の流れになるためには新たな材料が必要となります。日米の主要な企業決算はほぼ終了しているため、注目されるイベントとしては、日銀政策決定会合や米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨などに注目が集まります。
日銀政策決定会合ですが、1 月会合後の声明において、インフレ率は今後半年程度に渡り1%台前半で推移するとの見方を示しているため、今回も主要な金融政策は据え置きとなることが予想され、株価押し上げ要因となる材料にはならないと思われます。
FOMC議事要旨でサプライズの内容が無い限り、ドル円相場は今週の流れを引き継ぐこととなり、上値の重い展開となるのではないでしょうか。
[今日の予想レンジ]
ドル・円 101.00-102.50 ユーロ・円 138.00-141.00 ポンド・円 168.00-173.50