FXレポート

米10年債利回りの低下を受けドル円は111円台突入!

先週金曜日のドル円は、112.627円で取引を開始しました。東京市場においては日経平均株価が150円超安からプラス圏を回復したことや、週末の実質5・10日(ゴトー日)とあって仲値に向けたドル買いから日通し高値となる112.95円近辺まで値を上げました。ただ、113.00円手前で上値を抑えられると、日経平均株価が再び140円超下げたことで失速しました。欧米市場では、ナイト・セッションの日経平均先物やNYダウ先物が軟調に推移したことを背景に、リスク回避のドル売りが先行しました。米10年債利回りが低下したことも売りを促し、一時112.05円近辺まで値を下げました。一巡後はショートカバーが入り112.47円付近まで持ち直しましたが、戻りは限定的となりました。米10年債利回りが再び低下幅を拡大するとドル売りの圧力が高まり、さらにはクロス円が全面安となった影響も受けて、日通し安値となる111.93円付近まで下落しました。前日比では0.529円安い112.131円で取引を終えました。

≪2017年02月24日クローズ時点≫
ドル・円    :「ブル」    売り26% 買い74%
ユーロ・円  :「ブル」     売り44% 買い56%
英ポンド・円 :「ブル」    売り34%  買い66%
豪ドル・円  :「ブル」      売り18%  買い82%
NZドル・円   :「ブル」      売り22% 買い78%
ユーロ・ドル :「ブル」     売り44% 買い56%

【今日の主な経済指標】
18:00 EUR マネーサプライM3[前年同月比] 1月
19:00 EUR 消費者信頼感(確定値) 2月
22:30 USD 耐久財受注[前月比] 1月
22:30 USD 耐久財受注・輸送用機器除く[前月比] 1月
00:00 USD 住宅販売保留指数[前月比] 1月
06:45 NZD 貿易収支 1月

- 今日のトレードポイント -
今週は28日にトランプ米大統領による演説が控えています。今回の注目はトランプ米大統領の「公約」として掲げていた「驚異的な」税制改革案の中身です。25日にトランプ米大統領は「中流階級向けに大幅な減税を実施する」と述べており、しっかりとした具体策を掲示できるかが鍵となるでしょう。内容が不十分であったり実現性に欠けていた場合にはこれまでの発言からの反動で信頼が損なわれ失望売りから110円割れも視野に入ってくるとみてます。ただ、実業家として大きな成功を収めているトランプ米大統領はこの機を見逃さずとも考えられません。第二幕目のトランプラリーとする可能性は十分に考えられるため、ショートで攻める場合は損切りを浅めにしておきたいです。

[今日の予想レンジ]
ドル・円            111.50-113.00
ユーロ・円       117.00-120.00
ポンド・円        137.00-143.00

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