米雇用統計発表直後、ドル円は一気に101円台突入!!
先週金曜日のドル円は、ユーロ安ドル高の木曜日のNY市場の流れを引き継ぎ100.083円で取引を開始。本邦輸入企業によるドル買い観測や日経平均株価の堅調な推移を受け、仲値にかけては100.455円まで上昇。買い一巡後は、方向感に欠ける展開となりました。欧州市場では、英・欧低金利政策の長期化観測が広がるなか、ポンド円やユーロ円が下落。対ドルでも円買いが先行し一時99.889円まで下落。NY市場において、米6月雇用統計は、非農業部門雇用者数が+19.5万人と市場予想の+16.5万人を上回ったほか、前月分は+17.5万人から+19.5万人へと上方修正されました。これを受け、米長期金利が上昇し、日米金利差拡大を見込んだドル買い円売りが優勢となり、一気に101.133円まで上昇。その後も高値圏での推移は継続し、5月31日以来となる101.220円を付ける場面も見られました。前日比では1.151円高い101.149円で取引を終えました。
東京市場のユーロ円は、129.234円で取引を開始した後、日経平均株価の上昇やドル円の上昇につられ129.634円まで上昇。その後はユーロドルの下げにつられ、129円台前半で伸び悩む展開となりました。欧州市場では、英・欧低金利政策の長期化観測が広がるなか、ユーロ円は128.583円まで下落。NY市場では、ドル円や米国株の上昇につれて買いが進み、129.883円まで上値を伸ばしました。前日比では0.729円高い129.855円で取引を終えました。
≪2013年7月5日クローズ時点≫
ドル・円 :「ブル」売り24% 買い76%
ユーロ・円 :「ベア」売り65% 買い35%
ユーロ・ドル :「ベア」売り70% 買い30%
英ポンド・円 :「ブル」売り38% 買い62%
豪ドル・円 :「ブル」売り13% 買い87%
NZドル・円 :「ブル」売り23% 買い77%
【今日の主な経済指標】
08:50 JPY 国際収支・貿易収支 5月
08:50 JPY 国際収支・経常収支 5月
08:50 JPY 国際収支・貿易収支 5月
08:50 JPY 国際収支・貿易収支 5月
14:00 JPY 景気ウオッチャー調査-現状判断DI 6月
14:45 CHF 失業率 6月
15:00 DEM 貿易収支 5月
15:00 DEM 経常収支 5月
15:00 DEM 経常収支 5月
16:15 CHF 四半期鉱工業生産 [前年同期比] 1-3月期
19:00 DEM 鉱工業生産[前月比] 5月
21:30 CAD 住宅建設許可件数[前月比] 5月
04:00 USD 消費者信用残高[前月比] 5月
- 今日のトレードポイント -
先週金曜日のドル円は、米6月雇用統計が市場予想を上回る結果となり、米長期金利が上昇し101円台に突入しました。雇用統計の結果は米国経済が回復基調にあることを示し、米量的緩和の早期縮小観測が一段と高まりました。これを受け、今後もドルが買われる地合いは継続するのではないでしょうか。その一方、ポルトガル情勢が不安定になっていることから欧州経済への影響が懸念されます。本日、ユーロ圏財務相会合が開かれるため、欧州高官の発言に注目したいです。
[今日の予想レンジ]
ドル・円 100.50-102.500 ユーロ・円 127.50-131.50 ポンド・円 148.00-153.80
★「みんなのバイナリー」デモ取引はこちら★
http://min-fx.jp/bo/