ユーロ円は100円を割り込む展開へ!!
東京市場のドル円は、先週NY市場のドル売りの流れを引き継ぎ、78円台前半で取引を開始した後、今週末に発表が予定されている米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果を見極めたいとの思惑から動意薄となりました。欧州市場やNY市場でも、依然、様子見ムードの地合いは強く積極的な売買が見られないことから方向感に欠ける展開となり、前日比では0.0064円高い78.235円で取引を終えました。
東京市場のユーロ円は、先週末の上昇を受け100円台前半で取引を開始したものの、利益確定の売りや本邦輸出勢の売りに押され100円台を割り込む値動きへ。その後、スペイン国債の利回り低下などを受け100円台を挟んだ値動きとなりました。欧州市場では、これと言った材料が無く引き続き100円を挟んだ値動きが継続。NY市場では、ギリシャ財務省がトロイカ調査団との交渉が難しいと述べたことを受け徐々に売り圧力が強まり98.90円前後まで下落。前日比では0.358円安い99.870円と100円を割り込んで取引を終えました。
≪2012年9月11日クローズ時点≫
ドル・円 :「ブル」売り11% 買い89%
ユーロ・円 :「ベア」売り57% 買い43%
ユーロ・ドル :「ベア」売り87% 買い13%
英ポンド・円 :「ブル」売り41% 買い59%
豪ドル・円 :「ブル」売り16% 買い84%
NZドル・円 :「ブル」売り45% 買い55%
【今日の主な経済指標】
10:30 AUD NAB企業景況感指数 8月
14:30 FRF 非農業部門雇用者・改定値[前期比] 4-6月期
17:00 ZAR 四半期経常収支 4-6月期
17:30 GBP 貿易収支 7月
21:15 CAD 住宅着工件数 8月
21:30 CAD 貿易収支 7月
21:30 USD 貿易収支 7月
- 今日のトレードポイント -
独連邦憲法裁判所の欧州安定メカニズム(ESM)に関する合憲性判断の内容やFOMCに注目が集まっています。一旦落ち着きを取り戻した様子がある欧州債務問題ですが、ニュースのヘッドラインや要人発言によっては、ユーロ売りが強まる可能性もあるため引き続きリスク回避の動きに注意が必要です。
[今日の予想レンジ]
ドル・円 77.50-80.00 ユーロ・円 98.00-101.00 ポンド・円 123.00-127.00