米CPI控え158円台で膠着、金融政策と中東情勢が焦点に
-前営業日サマリー-
ドル円は157.84円でオープン。東京市場では、高市首相の発言を受けた円売りが優勢となり、158円台を回復しました。ロンドン市場では、為替介入への警戒感から上値追いの勢いは限定的となり、158円台で神経質な値動きが続きました。NY市場では、週末を控えて積極的な売買が手控えられる中、158円台中盤の上値抵抗が意識されて反落。ドル円は158.26円で取引を終えました。
-米CPI控え158円台で膠着、金融政策と中東情勢が焦点に-
本日のイベントは、注目度の高い経済指標は予定されておらず、日米が休場となります。
今週は10月末に控える日米の金融政策決定会合を見据え、米国の経済指標や財政リスク、中東情勢を睨みながらの相場展開となりそうです。中でも注目は米CPIで、市場では前年比+3.6%と8月の+3.4%からインフレ率の加速が予想されています。ただ、先に公表された米PCEデフレーターが伸び悩んだことに加え、雇用統計も低調な結果となっており、相当な上振れサプライズとならない限り、足元で20%程度にとどまる利上げ確率が大きく押し上げられる可能性は低そうです。
一方、米国とイランの外交交渉が難航する中、地政学リスクの高まりも引き続き警戒材料となっています。原油価格の上昇を通じたインフレ懸念はドルの下支え要因となる一方、リスク回避に伴う円買い圧力も意識され、ドル円は方向感を見出しにくい状況です。足元では158円台中盤の上値の重さが確認されており、為替介入への警戒感も根強いことから、積極的に上値を追うには材料不足といえそうです。158円台のレンジを抜けるには新たなきっかけが必要であり、米CPIの結果を受けた米金利見通しの変化が、次の方向性を決める重要な材料となりそうです。