FXレポート

英国のEU離脱問題。保守党党首選のヘッドラインに注目

東京市場
 東京市場ではドル円は買いが先行。トランプ米大統領が先週末に不法移民問題について米国とメキシコが合意に達し、メキシコに対する関税発動を無期限で延期すると述べたことからドルの買いが優勢でスタート。中国貿易収支が市場予想より黒字が大きく、株価の上昇も円売りを後押しした模様です。

ロンドン市場
 ロンドン市場ではポンド円が下落。4月英製造業生産高などが軒並み予想を下回る結果となったことや、合意無きブレグジットへの警戒感からポンド安の展開となりました。

NY市場
 NY市場ではドル円が往って来い。NY序盤はトランプ米大統領が「もし習・中国国家主席がG20サミットに参加しなければ、中国への追加関税は直ちに発動されるだろう」と述べたことが相場の重しとなり、下優勢でスタート。その後ダウ平均が一時220ドル超高まで上昇した動きに連動して108.58円付近まで上昇。しかし、ダウ平均が70ドル超高まで上げ幅を縮小すると一時108.32円まで下落するもすぐに持ち直し、最終的に108.49円で終了しました。

【今日の主な経済指標】
07:45 NZD 四半期製造業売上高[前期比] 1-3月期
08:50 JPY マネーストックM2[前年同月比] 5月
10:30 AUD NAB企業景況感指数 5月
15:00 NOK 消費者物価指数(CPI)[前月比] 5月
15:00 NOK 消費者物価指数(CPI)[前年同月比] 5月
17:30 GBP 失業保険申請件数 5月
17:30 GBP 失業率 5月
17:30 GBP 失業率(ILO方式) 4月
21:30 USD 卸売物価指数(PPI)[前月比] 5月
21:30 USD 卸売物価指数(PPI)[前年同月比] 5月
21:30 USD 卸売物価指数(PPIコア指数、食品・エネルギー除く)[前月比] 5月
21:30 USD 卸売物価指数(PPIコア指数、食品・エネルギー除く)[前年同月比] 5月

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-今日のトレードポイント-
 本日は昨日に引き続き日米通商交渉の実務者協議の動向に注目か。13日に閣僚級協議予定を控えており、本格的な通商交渉は7月の参議院選挙後に先送りの見通しが高いものの「為替相殺関税」や「為替条項」への言及があれば要警戒となります。本日の経済指標は英失業率に警戒が必要です。英与党・保守党党首選の絡みで「合意なき離脱」の懸念が意識されている中で、さらに予想を下回る結果となった場合一段のポンド安となる展開も充分に考えられます。

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