トランプ砲の砲口は日本に?
東京市場
東京市場ではドル円の上値が重い。一昨日同様に材料不足なだけに日経平均の上下に引っ張られる展開となりました。前場は下方向へ、後場は上方向へと向かいました。
ロンドン市場
ロンドン市場ではポンド円が軟調。メイ英首相が24日に辞任の意思を表明する可能性があるとの一部報道を受け、英国内の政情不安からポンド売りが先行。その後、報道官が辞意を否定したことから買い戻しへとつながりました。
NY市場
NY市場ではユーロドルが続伸。数日のダウントレンドから反発を見せました。米指標が軒並み低調な結果となり米長期金利の利回りが低下すると、ドル売りユーロ買いの流れに。1.1172ドルから一時は1.1180ドルまで上昇しました。
【今日の主な経済指標】
07:45 NZD 貿易収支 4月
08:30 JPY 全国消費者物価指数(CPI)[前年同月比] 4月
08:30 JPY 全国消費者物価指数(CPI、生鮮食料品除く)[前年同月比] 4月
08:30 JPY 全国消費者物価指数(CPI、生鮮食料品・エネルギー除く)[前年同月比] 4月
13:30 JPY 全産業活動指数[前月比] 3月
17:30 GBP 小売売上高[前月比] 4月
17:30 GBP 小売売上高[前年同月比] 4月
17:30 GBP 小売売上高(除自動車)[前月比] 4月
17:30 GBP 小売売上高(除自動車)[前年同月比] 4月
21:30 USD 耐久財受注[前月比] 4月
21:30 USD 耐久財受注・輸送用機器除く[前月比] 4月
22:00 RUB 失業率 4月
22:00 MXP 四半期国内総生産(GDP、確定値)[前期比] 1-3月期
22:00 MXP 四半期国内総生産(GDP、確定値)[前年同期比] 1-3月期
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-今日のトレードポイント-
本日は先日までの指標ラッシュから一段落し、注目度の高い指標やイベントは予定されていません。一方で、マーケットは英のEU離脱問題・政情不安、米中貿易摩擦などのヘッドラインに対してビビットに反応しやすく注意を払う必要があります。英の政情不安に関しては、報道官がメイ首相の辞意を否定したものの、辞任疑惑の報道が出たこと自体が政権の不安定さを表しているともいえます。今後も様々な報道が報じられるとは思いますが、情報源にも注意を払う必要がありそうです。
明日、ついにトランプ米大統領が来日する予定です。来日中には日米閣僚級貿易協議も予定されており、協議に向けた"牽制球"がSNSなどを通して飛んでくる恐れがあります。為替条項や自動車の輸入総量規制など日米間にも問題は山積しており、トランプ砲も幾度となく日本に向けられているだけに警戒を強める必要がありそうです。