FXレポート

豪準備銀行(RBA)、利下げに踏み切るか

東京市場
 東京市場ではドル円が軟調。トランプ米大統領が「中国からの輸入品2000億ドル相当に対する関税率を10日に現行の10%から25%へと引き上げる」などとツイートしたことや、中国側が8日に予定されていた米中閣僚級貿易協議をキャンセルする意向を示したことからリスク回避目的の売りが優勢となり、一時110.28円まで下落しました。

ロンドン市場
 ロンドン市場ではドル円はやや堅調。中国外務省から「米中通商協議に向けて交渉団は訪米の準備中」との発言が伝わるとやや反発。しかし劉鶴中国副首相がその交渉団に入っているかは明らかにされず、米中関係の先行き不透明感は依然として残り、ドル円の上値の伸びも限定的でした。

NY市場
 NY市場ではドル円は小動き。米国株は大幅に反落して始まったものの、ドル円相場への影響は限定的となり、もみ合いの展開となりました。トルコリラ円は「イスタンブールの市長選はやり直しとなる」との報道が伝わると、同国の政局不安からリラを売る動きが膨らみ、一時17.98円まで急落しました。

【今日の主な経済指標】
10:30 AUD 貿易収支 3月
10:30 AUD 小売売上高[前月比] 3月
13:30 AUD 豪準備銀行(中央銀行)、政策金利発表
15:00 DEM 製造業新規受注[前月比] 3月
15:00 DEM 製造業新規受注[前年同月比] 3月
15:45 FRF 貿易収支 3月
15:45 FRF 経常収支 3月
23:00 CAD Ivey購買部協会指数 4月
          RUB 消費者物価指数(CPI)[前月比] 4月
04:00 USD 消費者信用残高[前月比] 3月

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-今日のトレードポイント-
 本日は豪準備銀行、政策金利に注目となります。事前予想は1.25%と利下げ予想がやや優勢ですが、今回は各社によって利下げ予想、据え置き予想と見解が分かれています。年内の利下げは行われる見通しですが、今回であるのかはまだ予断を許さず、特に据え置きの場合は直近数週間売られてきた流れの反動がありそうです。また、米中貿易協議を巡る動向にも注目となります。8日からワシントンで閣僚級協議の開催が予定されていますが、昨日のトランプ大統領発言に代表されるように情勢はまだ不透明となり、関連のトピックには細心の注意を心がけたいところです。

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