欧米市場は休暇入り
東京市場
東京市場ではドル円はじり安。日経平均株価が200円超えの下落となったことや、米10年債金利が低下したことなどを背景にドル円はオープン直後から上値が伸びずにドル売りが進行、一時111.85円付近まで下落しました。一方、豪ドル円は予想を上回る豪雇用統計を受けて、一時80.57円付近まで上昇したものの、さらに上値を追う展開とはなりませんでした。
ロンドン市場
ロンドン市場ではユーロが軟調。4月独製造業PMI(速報値)や4月ユーロ圏製造業・サービス業PMI(速報値)がさえない結果だったことを受けてユーロ売り優勢となり、ユーロドルは1.1243ドル付近まで、ユーロ円もつられる形で125.70円付近まで下落しました。その後も上値の重い展開が続き、戻りも限定的となりました。
NY市場
NY市場ではポンドは軟調。特段の材料は伝わっていないものの、連休前のポジション調整などが進んだ影響もあり、ポンドドルはじり安に推移して一時1.2980ドルを割り込みました。また、ポンド円もつれ安となり、145円30銭台まで下値を伸ばしました。
【今日の主な経済指標】
08:30 JPY 全国消費者物価指数(CPI)[前年同月比] 3月
08:30 JPY 全国消費者物価指数(CPI、生鮮食料品除く)[前年同月比] 3月
08:30 JPY 全国消費者物価指数(CPI、生鮮食料品・エネルギー除く)[前年同月比] 3月
21:30 USD 住宅着工件数[年率換算件数] 3月
21:30 USD 住宅着工件数[前月比] 3月
21:30 USD 建設許可件数[年率換算件数] 3月
21:30 USD 建設許可件数[前月比] 3月
AUD 休場
NZD 休場
HKD 休場
SGD 休場
CHF 休場
DEM 休場
FRF 休場
ZAR 休場
GBP 休場
EUR 休場
CAD 休場
USD 休場
INR 休場
BRL 休場
SEK 休場
NOK 休場
MXP 休場
売買比率についてはこちら
-今日のトレードポイント-
本日は日本や中国を除く市場がほとんど休場となります。特に欧州時間以降は流動性が低下し、値動きの乏しい展開が予想されることから取引する際には注意したいです。材料が乏しい中で、東京市場では全国消費者物価指数が発表されます。全国消費者物価指数(生鮮食品を除くコアCPI)は事前予想が+0.7%となっています。前回発表数値は前月の伸びを下回り、事前予想も下回りました。足元の物価基調は弱く景気も鈍化しており、今回発表の消費者物価指数が弱い数字となれば、円買いが進むとみられます。昨日、自民党の萩生田幹事長代行が10月に予定されている消費増税延期の可能性に言及したことから、今後日本の経済指標への市場の注目度が幾分高まりそうです。ただ、10月の消費増税に向けて既に経過措置がスタートしており、消費増税延期の可能性は極めて低いと言えそうです。