FXレポート

材料に尽きない1日となりそう

東京市場
 東京市場ではドル円がやや軟調。序盤は前日比マイナスから始まった日経平均の買い戻しに伴って徐々に値を上げていき、一時は111.58円を付けました。しかし、その後は日経平均の買いが一巡したことに加え、新規材料不足から軟調に推移していきました。

ロンドン市場
 ロンドン市場ではポンド円が乱高下。欧州勢参入後は売りが先行しました。しかし「メルケル独首相が北アイルランドを巡るバックストップ措置について5年間の期限を設けることに前向きである」との一部報道が報じられると146.05円まで急騰。日通し最高値を付けました。その後、報道が否定されると一気に売られ、急騰前の水準まで急落しました。

NY市場
 NY市場ではユーロ円の上値が重い。英のEU離脱問題の先行き不透明感などからロンドン株式市場をはじめとする欧州株式市場で売りが先行すると影響がユーロにも波及。終始、上値重く推移し、一時125.13円と日通し最安値を付けました。

【今日の主な経済指標】
08:50 JPY 国内企業物価指数[前月比] 3月
08:50 JPY 国内企業物価指数[前年同月比] 3月
08:50 JPY 機械受注[前月比] 2月
08:50 JPY 機械受注[前年同月比] 2月
09:30 AUD ウエストパック消費者信頼感指数 4月
15:00 NOK 消費者物価指数(CPI)[前月比] 3月
15:00 NOK 消費者物価指数(CPI)[前年同月比] 3月
15:15 JPY 黒田東彦日銀総裁、発言
15:45 FRF 鉱工業生産指数[前月比] 2月
17:30 GBP 商品貿易収支 2月
17:30 GBP 貿易収支 2月
17:30 GBP 鉱工業生産指数[前月比] 2月
17:30 GBP 鉱工業生産指数[前年同月比] 2月
17:30 GBP 製造業生産指数[前月比] 2月
17:30 GBP 月次国内総生産(GDP)[前月比] 2月
20:00 USD MBA住宅ローン申請指数[前週比]
20:45 EUR 欧州中央銀行(ECB)政策金利
21:00 BRL IBGE消費者物価指数(IPCA)[前月比] 3月
21:30 EUR ドラギ欧州中央銀行(ECB)総裁、定例記者会見
21:30 USD 消費者物価指数(CPI)[前月比] 3月
21:30 USD 消費者物価指数(CPI)[前年同月比] 3月
21:30 USD 消費者物価指数(CPIコア指数)[前月比] 3月
21:30 USD 消費者物価指数(CPIコア指数)[前年同月比] 3月
03:00 USD 米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨
03:00 USD 月次財政収支 3月

売買比率についてはこちら

-今日のトレードポイント-
 本日は非常に多くの重要イベントを控えています。注目すべきは1.ECB声明発表 2.米消費者物価指数 3.各国中銀関係者発言 4.FOMC議事録公表 5.臨時欧州理事会 の5つに絞られます。どのイベントも主要国の今後の金融政策に関わるものばかりで目が離せません。その中でも特に、臨時欧州理事会でなされる決定は今後のブレグジットの行方を大きく左右する可能性が高く、その重要性はひとしおです。
 臨時欧州理事会では、メイ英首相がEU側に要請した6月末までのEU離脱期限延長についての是非を議論が行われます。EU側は1年を目途に一定の条件下の下での延期を認める模様ですが、加盟国内でも温度差があり波乱が予想されます。一方で「合意なき離脱」をほぼ全てのEU加盟国がリスクとして捉えています。そのため、期間の長短はあるにせよ延期が認められることはほぼ確実視されています。ただ当然、報道の内容次第ではポンドやユーロなどの欧州通貨は大きく動くことが予想され、ヘッドラインの内容には注意が必要です。

知りたい語句を入力して、検索ボタンを押してください

トレイダーズ証券

金融商品取引業者 関東財務局長(金商)第123号 加入協会 日本証券業協会 金融先物取引業協会 第二種金融商品取引業協会 日本投資顧問業協会 トレイダーズ証券は、上場企業トレイダーズホールディングス(スタンダード市場上場8704)の100%子会社です。