FXレポート

欧州の動向を要チェック

東京市場
 東京市場では豪ドル円が急落。豪第4四半期GDPが予想を下回ったことに加え、米金融機関によるRBAの利下げ予想により売り圧力が加速しましました。豪ドル円は一時78.54円まで下落し、その後も軟調に推移しました。

ロンドン市場
 ロンドン市場ではトルコ円が弱含み。序盤は円売りの流れに従って、堅調に推移していました。その後、トルコ中銀により事前予想通りの政策金利据え置きが発表されると一時20.84円を付けました。しかし、買いが一巡すると流れは一転し20.53円まで急落しました。上値は抑えられたままで20.5-6円台を推移しました。

NY市場
 NY市場ではカナダ円が堅調。序盤は政策金利発表に備えて方向感のない様子見的な相場でした。政策金利が予想通りの据え置きでしたが、同時に発表されたカナダ銀行による声明で景気先行きに対してネガティブな内容が相次ぐとカナダドル円は83.00円まで下落。しかしその後は堅調に推移しました。

【今日の主な経済指標】
09:30 AUD 四半期国内総生産(GDP)[前期比] 10-12月期
09:30 AUD 四半期国内総生産(GDP)[前年同期比] 10-12月期
20:00 TRL トルコ中銀、政策金利
21:00 USD MBA住宅ローン申請指数[前週比]
22:15 USD ADP雇用統計[前月比] 2月
22:30 CAD 四半期労働生産性指数[前期比] 10-12月期
22:30 CAD 貿易収支 12月
22:30 USD 貿易収支 12月
      RUB 消費者物価指数(CPI)[前月比] 2月
      PLZ ポーランド中銀、政策金利
00:00 CAD カナダ銀行 政策金利
00:00 CAD Ivey購買部協会指数 2月
04:00 USD 米地区連銀経済報告(ベージュブック)

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-今日のトレードポイント-
 本日は、2つのECB(欧州中央銀行)関連イベントに注目。21:45発表のECB政策金利と声明、22:30開始のドラギ総裁による記者会見を控えています。政策金利は事前予想0.00%と据え置きが予想されていますが、同時に発表される声明ならびにその後に行われる記者会見でどのような発言が飛び出すかは不透明です。ここ最近の各国中銀の見通しとして世界経済に対してネガティブな立場を示すことが多く、ECBも例外ではないかもしれません。加えて、先日「見通しを引き下げる可能性がある」との報道があったことから、下振れリスクには警戒する必要がありそうです。

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